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ゴブリンの殲滅

涼しくなったり暑くなったり、地球はどうなっているのか、どうなってしまうのか

自分も体があまり強くはないので大変です

秋の季候はいつからなのか

アマリナの城でシノが目にしたのは、他の獣人とは確実に別種の存在だった。

頭はライオンの(たてがみ)、山羊の角があり、腕はゾウのように太く、足は牛の(ひづめ)、胴体はゴリラのように発達した胸、尻尾には鱗のある尾が生えている。

ガトランは獣人の中でも、とりわけ珍しいキメラの獣人だ。


【ガトラン】

種族 混合獣人

役職 獣重騎士、王

レベル225

HP 6370/6370

MP 5500/5500

攻撃力 880

防御力 1020

特攻力 530

特防力 740


これがガトランのステータス、勇者が行方不明になった後も、修練を続けレベルは200を超えたらしい。

彼はゆっくりと椅子から立ち上がる。

身長は3メートルくらいある様だ。

シノに歩み寄り握手を求められる。


「魔女から話は聞いとるんじゃ、よろしゅうな」

「こちらこそ、サン…いえシノって言います」


部屋には4人、シノ、日鋼王、ガトラン、マロンがそれぞれ席に着く。

そしてすぐに本題に入る。

シノがアマリナに来て、ガトランに会いに来た理由。


「人を探すのを手伝って貰えないでしょうか?」

「おう、えっと誰じゃったか」

「王顕、またの名をイヴィルですね」

「はい、その人です」


勇者の元仲間達は、他者との係わりを避ける者、もしくは気付かれずに目立っている者がほとんどだ。

そんな中でガトランは他の獣人から、王として尊敬され、人望も厚かった。

それゆえに彼が一言何かを言えば、全世界に居る獣人達が動くだろう。

その力を借りれば、王顕の行方の手がかりが見つかる可能性が高くなる。


「ぎゃはは、いいじいいぞ、探すのを手伝ってやるわな」

「ホントですか」

「何も考えずに答える、言葉より先に手が出るタイプだな」

「サル!、失礼でしょう」バシッ

「いったぁ」

「威勢のいい奴は嫌いじゃないぞ、ぎゃっはっは」


シノの用件を、(こころ)く受け入れてくれたガトラン。

そのガトランに失礼な物言いを言った日鋼王を、シノが頭を(はた)いた。

するとマロンがスッと立ち上がると、シノ達2人に紙を(くば)る。

これは?っとマロンに視線を向けると、彼女は答える。


「シノ様のご用件は(うけたまわ)ります、その代わり此方もお願いがあるのです」

「お願いですか?」

討伐(とうばつ)依頼です」

「自分達でやりゃいいのに」

「ふん」ゴンッ

「ゴア、あ…」


話の腰を折る日鋼王に、シノは欲界の倉庫(たけじざいてん)から正宗を取り出し、峰打ちを脳天にくらわせた。

意識を失いテーブルに突っ伏してしまった(HPが半分ほど減った)。

シノは少しずつ力の調節を覚え始めていた。

だが前に居た2人は、驚いた表情をしている。

驚くのも当然だ、シノの動きは速すぎた。

それはガトランが、かろうじて目で追えるスピードだった。


「なるほどのう」

「?失礼しました、どうぞ続けてください」

「ゴホンッ、討伐対象はここより東にある谷に住まうゴブリンキングです、詳細(しょうさい)は配った資料をご覧ください」


見てくれと言われても、シノはまだ字が読めないでいた。

後で日鋼王に読んでもらう事にする。


「え~っと、それはビースターズでは対処できないのですか?」

「できんことも無いのう、じゃが奴の配下の数が多く長引く可能性があるんじゃ、そんなにもこの国を貴重な戦力が離れるわけにもいかんのじゃ」

「どうでしょう、受けていただけるでしょうか?」

「…そうですね、受けます、それくらいはさせてもらいます」

「おお、ありがとう」


話も終わり、城を出る。

日鋼王も気が付いて、頭をさすっている。

マロンが宿まで送ってくれた。

討伐の日は、ビースターズも数人付いて来てくれるそうだ。


「さってと、どの装備がいいのかな…」

「何て武具だよ」


シノは宿の部屋に篭ると、複数の装備を取り出す。

日鋼王には資料の翻訳(ほんやく)もあったので、とりあえず部屋に入れていた。

資料にはキングゴブリン、ゴブリンアーマー、ビックゴブリン、普通のゴブリンの討伐以来の内容と、おおよその数が書かれていた。

キングゴブリンのレベルは100~150で、ゴブリン全体で三桁は居る予測だ。


「師匠が行かなくても、俺1人で何とかなりそうだけどな」

「油断大敵だよ、この場所で何が起きるかは分からないんだから」

「…」


昼になりビースターズの本部でミーティング。

討伐は明日の夜、行くのはシノ、日鋼王、マロン、虎の獣人、(わし)の獣人、犬の双子の計7人。

ゴブリンの平均レベルは5~8なので囲まれず、いいポジションを取れれば被害は少ないだろう。

実を言うと、シノは谷までの案内人が1人付いて来てくれれば良かったのだが、マロン以外の獣人がシノの役に立ちたいと土下座までしてきたので、押し負けてしまった。


「装備は”聖職者の正装”に武器は”天界レンズ”かな、後は臨機応変に…」


聖職者の正装、黒シスター服に白い十字架のラインが前後ろに付いた装備で、効果は回復魔法の強化。

天界レンズ、右目だけに掛けるタイプの眼鏡、効果は魔法攻撃の範囲を拡大。

字が読めない事をマロンに聞くと、スキルカードなる便利アイテムがあり、その中に使うと全ての文字を理解するスキルを得られるものがあるらしいが、アイテムを買う予算が無い。


「お金もどうにかしないといけないよね、王顕さんはどうしてるのかな…」


討伐の日、サンは日鋼王を連れアイテムショップに向う。

ポーションを旅の一団を救うのに、かなりの量を使ってしまっていた。

今買える分を、持っているお金で買う。

すぐに調合して、ギガポーションを12個作る。

すると後から声を掛けられる。


「サンさんですぅ!」

「あら、貴女はエイリスちゃん…だっけ」

「は、はいそうですぅ、カガリビ一座のエイリス・カリマンですぅ」


短めの金髪ツインテールに、青い瞳、インドの踊り子のようなキラキラ衣装の少女。

この国まで一緒に来た一団、カガリビ一座の一員だ。

彼女は目を輝かせ、シノを見詰める。


「サンさん、今日の昼の3時からカガリビ一座の公演が始まるんですぅ、良かったら見に来てくださいですぅ」

「あ~、でも私今お金が無くて」

「そこは団長に話して何とかしてもらいますですぅ、…駄目ですぅ?」

「そうね、分かった必ず行くわ」

「やったー、場所は西の広場にテントを張ってますですぅ、見に来てくださいですぅ、約束ですぅーーー」


子供にあんな目でお願いされて、断れる者が居るのだろうか…。

エイリスは、手を大きく振りながら走っていってしまった。


「サル、貴方はどうする見に行く?」

「俺は遠慮しますよ、ちょっと体も(なま)ってるんで、運動してきますわ」

「時間にはゲートに集合だからね」

「分かってますよ、師匠」


こうして今日も別行動をとる事になった2人。

シノはエイリスの言ったとおり、西の広場に向う。

シノの存在に気付いた、店の店主たちが声を掛けてくれる。


「サンちゃん、無事だったんだね、良かったわ、おばさん心配してたんだから」

「なんだい、サンちゃんが来たのかい」

「お、本当だ、サンちゃん寄って来なよ、この前はお礼受け取ってくれないまま連れて行かれちゃってよ」

「あれ、何でみんな私の名前…」

「ビースターズに自己紹介してただろ、あの時に名前が聞こえててね」

「みんな耳が良いのね」


カガリビ一座に着くまでに、さまざまな物をタダで貰ってしまった。(ほとんどが食料)

こういう時、欲界の倉庫(たけじざいてん)が役に立ってくれる。

昼ご飯は貰った物も組み合わせる。

パンに燻製(くんせい)にした肉のスライスと葉の野菜のサンドイッチ、果汁100%のジュース。


「う~~///、パンはしっとり柔らかで、お肉はサッパリで香りが好いし、野菜は凄く瑞々(みずみず)しい、ジュースは甘味と酸味が丁度好いし果肉も入ってちょっと贅沢(ぜいたく)だよ~」


広場の枝のベンチに座り、1人もくもくと食べる。

食べ終わるとテントの入り口が開き、見物客が入っていく。


「私も並べばいいのかな?」

「あ、サンさんこっちですぅ」

「エイリス?」


テントの裏手口からエイリスが出てきて手を振る。

シノは小走りで()け寄っていく、すると団長さんも出て来た。

小太りの人間で赤白のラインが入った服に星のベルト、(むらさき)のアフロが特徴の男。

彼はお辞儀(じぎ)をするとニマ~と笑う。


「ようこそサン様、特等席を準備してますんで、どうぞこちらへ」

「今日はありがとう団長さん、お金は後でも良いのかな?」

「いえいえお金は頂きません、貴女には返しきれないご恩がありますから」

「そ、そう」

「エイリス、ご案内を~」

「はいですぅ、団長」

「…団長さん相変わらず濃いね」

「そうですぅ~?」


エイリスの案内で、1番前列の開けた場所に連れて来られた。

司会を務めるのは団長。

玉乗り、綱渡り、トランポリン、ジャグリング、自転車、組体操、観客をアッと驚かせてくれる。

他にも魔法を使い幻想的な見世物も見せてくれた。

そして終盤(しゅうばん)でエイリスが奥から出て来た。

軽やかな動きで連続倒立回転し、(ひね)り何度かを加えながら中央まで来ると、床が盛り上がっていく、天井にはブランコが設置され(つか)まる。


「………集中ですぅ」


エイリスはを呟くと、ブランコの演技に入った。

脚を振り、大きく揺れるブランコ。

少しのミスが命を落とすきっかけになる。


「フッ!ハッ!ホッ!」


ブランコから別のブランコへ飛び移り円を(えが)く、空中を動くブランコは全部で5つそれを計算し次々と飛び移っていく。

演技は10分ほどで終了したが、観客は大満足、拍手喝采だ。

エイリスも嬉しそうな笑顔を向けている。

全ての演技が終わり、観客達は熱気が()めないうちに帰っていく。

シノもこの後の事があるので、軽くお礼の挨拶と感動を伝えビースターズの待つゲートに向った。


「サルは~まだ着てないみたいね」


時刻(じこく)は集合時間の30分前。

ゲートでは討伐に行くメンバーが、日鋼王以外集合していた。


「みなさん早いですね、後はサルだけ…」


シノはスキル”テレパシー”を使って、日鋼王に連絡を入れる。

テレパシーは、テレパスと違い個人に向けて連絡を取れるスキルだ。


「聞こえてるでしょサル、今すぐゲートに来てね」

「ちょ、師匠…」

「さ、これですぐに来るはずだから」

「サン様、今日はお願いいたします」

「「お願いします!!」」

「う、うん、じゃあ条件を1つ、敵が出てきたら私、もしくはサルの後に下がってサポートに回ってね、戦闘には参加しないこと」

「そんな、それでは我々の罪滅ぼしが!!」


シノのその言葉を聞いて納得がいかないと、マロン以外が抗議(こうぎ)したが副団長が睨みを効かせたら敬礼して黙った。

ははっとシノは苦笑いを浮かべた。

数分後、日鋼王がアイテム”金色の雲(きんとうん)”に乗ってゲートに降り立った。

効果はMPを減らし、複数人を乗せて飛ぶ事の出来るアイテム。


金色の雲(きんとうん)に乗ってみんな、これで飛んでいくから」

「これに…ですか…」

「見たことも無いアイテムだぞ」

「遠慮せずに、乗って乗って」

「し、師匠おおぉ」


当然MPを減らすのは日鋼王だった。

谷までの距離を、この人数運ぶのはそうとうなMPを消費するらしい。

目的地の【奈落の谷】に着く頃には、深夜の3時くらいで、日鋼王はMPをほとんど無くし倒れこんだ。


(あのアイテム燃費が悪すぎるね…)


森に隠されたように、その谷は口を開いていた。

谷の下には洞窟が広がっていて、そこにゴブリンたちが住み着いているようだった。

偵察(ていさつ)に、谷の入り口にゴブリンが10体ほど見回っていた。


「”ヒュプノ”」


レベル70の魔法で敵を眠り状態にさせる魔法だ。

ここで日鋼王にポーションを使うのも勿体無いので、ここに置いて行く。

食料と飲み物を少し置いて命令する。


「サル貴方はここで待機ね、谷の入り口を見張っててね」

「人使い荒いわ…、師匠…」

「これも修行よ、フフ」


見張りのゴブリン達は全員跡形(あとかた)もなく消しておく、谷にはゴブリンが作った階段がありそこを下りていく。

すると谷から、(きり)が上がってくる。


「これは…」

「ぐっ」

「ゴホゴホ」

「ただの霧ではありません、微量ですが毒を含んでいます」


この谷には毒ガスが噴き出していて、それが谷中に蔓延(まんえん)していた。

ビースターズは、毒で少しずつHPが減っていく。


「解毒薬は、持てるだけ持って来ていますが…調査した時より毒が濃くなっている…」


少し苦しそうに話す。

シノはみんなと同じ様に毒を受けていてHPは減り続けているが、それだけでは死には程遠い。


「サン様は大丈夫ですか…」

「ちょっとモヤモヤするだけで、まだまだ全然平気かな」

「なんと心強い、ゴホッ」


霧のせいで視界も悪くなってきたが、索敵を使っているので敵の位置はすぐに分かる。

ビースターズは、解毒薬を半分使ったところで目的地の洞窟に着いた。

霧は谷の中腹から洞窟の近くまでだったので、残りの解毒薬は帰りの分だけだ。

洞窟の前には、ゴブリンアーマーが4体(ひか)えていた。


「気付かれていない内にたお…」

「ファイアーボール!」


ボボボボン

シノが速攻で魔法を放つ、体を吹き飛ばされるゴブリンアーマーたち、驚愕(きょうがく)するビースターズ。

ファイアーボールは、魔法が使えるものなら最初から使えるものの1つだが、シノが使ったものは威力が彼らの知っている物とは違いすぎた。

ゴブリンアーマーたちを爆散(ばくさん)させた後も、ファイアーボールは消えず谷の絶壁を砕けさせ溶解させている。


「やっぱり威力があり過ぎるわね、でもあの人に早く合いたいし」


シノは驚いているマロンに訪ねる。


「マロンさん、この洞窟って入り口ってここだけなのかな?」

「……」

「マロンさん?」

「はっ、そ、そうですねここだけの筈ですが、中は広大で(あり)の巣の様に入り組んでいます」


我に返ったマロンは、この場所の説明をする。

シノはまだ自分の力を秘めておきたいので、ここで目立つ事はあまりしたくない。

だが早く終わらせる為には、一網打尽(いちもうだじん)にしたほうが良い。

シノはビースターズに目線を向ける。


「貴方達は今から谷を登り、これをサルに渡してここに来るよう伝えてください、その後はアマリナに帰還してください」

「俺たちはサン様に付いて…」

「私たちが!」

「「…」」


シノはマロンにギガポーションを1つ手渡した。

虎の獣人がシノの意見に食らい付いて来たが、マロンが手を横に挙げ黙らせる。

副団長の指示だ、黙って従うのが部下の役目。


「私たちがここに居ること事態が、邪魔になってしまうのでしょう」

「邪魔じゃなく、巻き込むかもしれないから離れてて欲しいだけだよ」

「…かしこまりました、お気をつけて」

「「…」」


ビースターズは自分達の使えそうなアイテムをシノに渡し、深く頭を下げると来た道を引き返していく。

シノはそれを見送った。

すると洞窟の中から、爆発音に気付いたゴブリンたちが集まってきた。

シノは洞窟の入り口を塞ぐように魔法を使う。


「”ガイア・プレート”」


ゴゴゴゴガガガガガガガラガラガラガラ

レベル260土の魔法、地殻変動により地面が割れ、もしくは()り出して攻撃する。

だが力の加減がまだ掴めていないので、入り口を塞ぐだけのつもりが、洞窟全体を崩落させ潰していった。

中にいたゴブリンは、1匹残らず圧殺されていった。

数秒もしないうちに討伐は完了した。


「あ~あ~あ~…え、終わり、索敵にも反応は無いし…、全部倒しちゃった…」


あまりの轟音に、日鋼王とマロンが慌てて駆け下りてきた。

地殻変動でガスの出ていた穴も塞がったようだ。

洞窟の様子に頭を抱える2人、ここまで自然を操る魔法は英雄どころか神の領域だ。

彼等はアマリナを出発して4時間(ほぼ移動時間)で、ガトランとの約束を果たした。

日鋼王は稽古(けいこ)をつけて欲しいと、帰り道ずっと騒いでいてうるさかったのでヒュプノで眠らせた。


「規格外すぎますね、団長には私から報告させてもらいます」

「うん、お願い、約束も忘れないでね」

「そちらは既に始めております、結果は数日後になるかと、それまではこの国でおくつろぎください」

「そっか、ありがとう」


肉体的な疲れはあまり無いが、それでも気苦労は多かったのですぐに寝入ってしまう。



翌日、ゴブリンの討伐に対して、報酬に金貨50枚と別荘を貰う事になり驚いた。

しかも、この国での貴族に地位まで入れてしまう。

ガトランが、本気でシノを気に入って用意してくれたのだ。


「ぎゃはは、遠慮はいらん俺らはもうダチやからな、それにお前さんはあいつにどことなく似とる」


と、彼は機嫌が良くいろいろ用意してくれた。



数日が経った昼のこと、話があると城に呼ばれた。


「お前さんの探し人じゃが…、目撃情報が少なくてのう、ただ全員種族の違う奇妙な組み合わせの4人がキフォーカ大陸に向ったのを何人か見ているようじゃ、力になれんですまんな」

「不思議な4人組…」


シノが探して欲しいと伝えたのはイヴィルとしての特徴、隠蔽を使っていれば探すのは容易ではない。

なので今は些細(ささい)な事でも、それに賭けるしかない。

その日の内に旅の準備をして、夜遅くに皆が寝静まった頃、日鋼王を叩き起こしてアマリナを出発した。


「サンさん、付いて行きますですぅ」


その後をこっそり付いて来る影が1つ、エイリスは準備していたバックを背負いシノたちを追いかける。

今回はシノもまた圧倒的な力を持っていることを知ってもらう為に、ゴブリンを速攻で全滅させました。

シノはいつになれば王顕に会えるのでしょうね

次回は王顕の話にもどります、船に乗り目指すはヒノモト、どんた場所ですかね~

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