世界観・用語解説
◆ 世界観
舞台は、現代日本によく似た世界。
この世界では、男女という性別とは別に、《Dom》と《Sub》という第二性が存在する。
Domは命令し、Subはそれに応えることで、互いに精神的な充足や安心感を得られる。
ただし、Domだから強気、Subだから従順とは限らない。
第二性はあくまで生まれ持った性質であり、本人の性格や恋愛傾向、好みまで決めるものではない。
そんな世界の私立青嶺学園高等部で出会ったのは、命令するのが苦手な女性Domと、命令される立場なのにやたら偉そうな男性Sub。
適合率は驚異の98%。
身体の相性ならぬ第二性の相性は最高。なのに、性格の相性は前途多難!?
これは、そんな二人が繰り広げる、少し特殊で最高に騒がしい恋のお話。
◆ 用語解説
【Dom】
命令や主導によって充足感を得やすい第二性。
Subに対して《Command》を与えることができる。
一般的には支配的・積極的なイメージを持たれがちだが、実際の性格は人それぞれ。
ちなみに本作のヒロイン・綾小路芙実は、非常に高いDom適性を持ちながら、好きな相手にはむしろ甘く攻められたいタイプ。
【Sub】
信頼するDomの命令に応えることで、安心感や充足感を得やすい第二性。
ただし、Subだからといって大人しいとは限らず、誰の命令にも従うわけではない。
本作の御影冬弦は、Subでありながら毒舌・挑発・意地悪が大得意。
従う側のくせに、主導権を握る気満々。
【Command】
DomがSubに対して発する、第二性に働きかける特別な命令。
通常のお願いとは異なり、相性や信頼関係によって心理的な作用が生じる。
そのため、互いの同意と信頼が大前提。
なお、芙実が勇気を振り絞って命令しても、冬弦が素直に可愛らしくなるとは限らない。
むしろ大抵、芙実のほうが赤面する。
【適合率】
DomとSubの第二性的な相性を数値化したもの。
数値が高いほど、Commandを通じた安心感や精神的な充足を得やすいとされる。
芙実と冬弦の適合率は、驚異の98%。
ただし、恋愛感情や人格的な相性まで保証する数値ではない。
【ペアリング】
DomとSubが、互いの同意に基づいてパートナー関係を結ぶこと。
第二性の安定や相互理解を目的とする場合もあり、必ずしも恋人関係を意味しない。
正式なペアリングの前に、適性確認や訓練を行うこともある。
【Command訓練】
Domが適切な命令の出し方を、Subが自身の反応や限界を理解するために行う練習。
互いの意思を尊重し、安全に第二性と向き合うことが目的。
決して恋愛のための訓練ではない。
……はずなのだが、この二人の場合は少々事情が異なる。
【第二性カウンセリング】
Dom・Subの特性や相性、精神的な負担について相談できる専門的な支援制度。
青嶺学園にも相談体制が整えられており、必要に応じて適性確認やペアリングに関する助言を受けられる。
◆ 本作の最大の特徴
Dom=ドS、Sub=ドMではありません。
第二性と本人の嗜好は、まったく別のもの。
だからこそ、この物語では――
「命令する側なのに攻められたいDom」×「従う側なのに攻めるのが大好きなSub」
という、少々ややこしい二人が主役。
命令と服従だけでは説明できない、信頼、尊重、独占欲、そして恋愛感情。
主導権がどちらにあっても、相手を大切に想う気持ちは変わらない。
そんな二人の恋を、ギャグ多め、甘さたっぷりでお届けします。
※本作のDom/Sub設定は創作上の独自解釈を含みます。現実の性格・性的嗜好・人間関係を規定するものではありません。




