後書き……のようなもの。
脱・ポイント教信者。さんが、へたり込んでしまいましたので本日は私“ポイント教信者。の中の人”が単独でお送りさせて頂きます。
思えば絶妙なタイミング(飽くまで主観です)でブックマークを失った私から派生した「ポイント教信者。」という人格。
その成分は臆病と失望と自棄である。
格好付けて言えば。
――――負のエネルギー。
早い話、あまりよろしくない物の集合体だ。
そんな彼(仮)が再生して行く過程を綴ったエッセイ『なろうの戦場で、愛を叫ぶ(嘘)』が、本人の想像を遥かに上回った評価と、心優しき感想を頂く事となったのはこれまでにもお話しした通り。
エッセイを書いていた当初〝よろしくない物の鎧〟を着込んでいた彼(仮)は、そんな訳で一枚一枚よろしくない物鎧を脱ぐ事となった。
北風と太陽である。
「誰からも相手にされず、たった一人で戦っていたはずの戦場で手を差し出し、声を掛けてくれる人がいる……。もう、一人じゃない……」
と言ったかどうかは知らないが、最後には丸裸。生まれたての赤ん坊。
そんな無防備な彼の主成分は〝臆病〟であり、単なるチキンハート野郎である。
にも関わらず、彼(仮)はお礼と報告方々〝手記(大袈裟)〟を書くと言い出した。メイン作品を投稿した直後の事である。
このエッセイを書くに当たり彼(仮)……(面倒なので以下〝彼〟とします)は時系列でこの一週間を思い出して行き、私はそれを書き留める二人三脚の作業が始まった。
しかし、この作業は彼にとって予想外に苦しいものだったのだ。
折角『自分のポイントは多くはないかもしれないが少しでも期待して下さる方がいるのなら細々とでも頑張ろう』という、前向き姿勢になった矢先に悶々とした日々の追体験をするという苦行。始めのうちは「馬鹿だなぁ自分」などと余裕も見られたが、日を追うにつれ「こんなウジウジした話の何処が面白いんだ!」とナーバスになって行ったのだ。
きっと、暖かい太陽で無防備になった自分に向けて「あなた、ダメな人ですね」と言う一言が、もしも浴びせられたらダメージは計り知れない。……と怯えていたのだろう。
小説内容への意見は作者の〇〇に対しての意見だが、手記、或いは持論エッセイへの意見は〝作者自身〟に対しての意見になる。これはかなりのダメージを受けそうだ。
だが、彼と私は又もや皆さんに助けられた。
優しいお言葉に励まされた。
本当は「笑ってやってください!」の筈が、こちらが助けて頂いてしまった。
情けない。でも、もういじけない。
このエッセイを書いたことで、またいろいろな事を教えられた気がする。
思えば最初にブクマ外しをしてくれた人は私にターニングポイントを与えてくれた人なのかもしれない。(あ! でもやっぱりブクマ外しはショックですよ! Мじゃ無いので!)
途中で二人に分裂しかかったが、何とかフィニッシュできた事に感謝して彼は今へたり込んでいる。
私はこれから奥さんの所へ戻るつもりだ。
エッセイを書く方々、沢山の評価を受けている方々に敬意を表し、本日は失礼します。
お付き合い下さり、ありがとうございました。
よくぞこんなにも脱ぎまくったもんだと少し反省しつつ、お暇させて頂きます。
ありがとうございました。