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プロローグ
私はメイドが苦手だ。
いつでもどこでも構ってくる。正直自重して欲しい。
私は兄も苦手だ。
メイドと同じ理由だが、メイドよりも激しいためメイドより苦手かもしれない。
さらにいえば妹は怖い。
なんかめっちゃパシってくる。とても怖い。でも可愛いからちょっとムカつく。可愛いから許してしまう気がする。かわいいは罪だ。
そんな私が苦手とする人達との日常の話が幕を開ける。どうかお付き合い頂けたら幸いだ。
あ、申し訳ない、私の名前を伝え忘れてたな。
私の名前はアイリス=フォン=クレイス。身近な人からはイリスと呼ばれている。
好きに呼んでくれ給え。
「お嬢様?口調どうされたのですか?」
…………聞き馴染みのある声がした気がするが気のせいだろう。これはあの災厄を運んでくるメイドの声では断じて無いはずだ。私の平穏をぶち壊してくるあいつでは無いはずだ。だって外出たくないし、こんなこと言ってるのバレたら恥ずかしいし…
「お嬢様、そんなこと行ってると無理やり外に出しますよ?」
「なあ、なんでお前は私の心を読んでくるの?怖いんだけど。」
「それはメイドだからです。」
ああ、そうか、それなら仕方ないな…
まあ、とりあえず私の穏やかな日常を楽しんでくれると嬉しい。では、また会おう。




