No. 25 俺達の拠り所
樹海の闘いから次の日の朝…
居住区…
青年はとある一室のドアの前にいた。
そのドアにはメモプレートが貼ってあり、そこには《零の部屋》と書かれていた。
さらにその下には[多分睡眠中、寝てたら起こして]と、[起こすな!]ではなく、[起こして]と書かれていた。
そんな内容に呆れつつ、青年はドアを軽くノックした。
零の部屋…
コンコン
ノックの音が部屋に響き、目を覚ます零。
「ふあぁぁあぁぁ・・・」
特大のアクビをしつつ、時計を見る。
(7:05)
「もう朝か・・・」
昨日の帰還した後のリクの荒れようは凄まじかった、「今日はヤケ酒だ!」とか叫びながら無理矢理バーに付き合わされたのをはっきりと覚えている。
コンコン
「ん、こんな朝に誰だろ?」
念の為着替えてドアに向かう。
「はいはーい、今出るから!」
そしてドアのロックを解除し、ドアを開く。
「零さんおはようございます!」
爽やかな挨拶と共にドアの向こうから顔を出したのは、闘凶ドームで助け出した (序章参照)黒海 刹那だった。
居住区廊下…
「あの時はありがとうございました!おかげで弟達も元気にしています」
「それ位どうって事無いさ、するまでの事をしたまでだよ。んで、俺に何の用?」
「あ、ハイ!司令が基地の案内係として零さんが務めてくれると仰ってましたので」
めんどくさいの押し付けてきただけだそれ!!!
呆れてうなだれる零。
まぁいいか、後輩に慕われるのも悪くないし。
「あ、そういえば能力検査は受けたか?」
「ちゃん受けましたよ、まだ結果は出てませんが」
「ならいいけど。あ、案内するんだっけ?とりあえず付いて来て」
「は、はい!」
基地の名前
「まずはこの基地についてだ、まぁわかりやすく言うとオトナ達の脅威から身を守る事の出来る安全地帯みたいな物だ。ちなみに基地名前とかははっきりしていなくてな、ネバーランドとかエデンってみんな思い思い好きな名称で呼んでる」
「へぇ、じゃあ僕はどう呼ぼうかな・・・」
居住区…
「俺達の寝泊まりする所、それが居住区。一人一人個別に住む部屋があって自分の部屋であれば好きにしていい、さらに金を払えば部屋の増築やリフォームも可能だ」
「ようするに自分だけの空間かぁ、すごいなぁ」
食堂…
「ここはみんなの食事処。常に賑やかな所で、食事以外にも雑談する奴やゲームをしにくる奴もいる。あ、もちろん飯は有料だよ」
「ここで周りとの交流を深めれそうだな」
商業区…
「要するにショップ的な所だ。ちょっと変わった所は許可さえ貰えれば誰でも自分の店が開ける所だな」
「あ、今日の晩御飯の材料今買っとこうかな」
カフェ…
「ここは静かなひと時を過ごしたい人が集まる所だ、俺もよく利用する所だ」
「僕には少し早い所かな・・・」
お金について…
「言うのが遅れたが金についてだ、ここではこの基地での固有通貨 Cが使用されている。ちなみに昔の円と変わらない1C=1円。まぁカード支払いだし、円の説明はいらんかったな」
「そのまんまクレジットカードですね」
「まぁ、今の所これぐらいで十分だろ、他にも色々あるけどまた今度って事で」
「ハイ!今日一日、ありがとうございました!」
「いいってことよ!」
…さて、食堂で飯でも食うか・・・。




