No. 15 遠足は切り替えも大切なのです
その頃零達は……
鉢合わせしてしまった重装甲型アンドロイドの群に少し苦戦していた。
「オラァ!!!」
ガシャァン!
一体破壊してもすぐに変わりの奴が現れる。
「また来たぞ!」
「はぁ?まだいるの?かれこれ20体は倒したのに」
「確かに数がおかしい、無限沸きにも程があるぞ」
そう言っている間にどんどん敵の数は増していく。
「クソ!お前ら!一旦引くぞ!!」
「ラジャー」
「ああ、流石にこの数はキツイ」
零はカセットを素早く入れ替えた。
『ペイント弾』+『煙幕弾』+『広範囲拡散』
=『逃走用煙幕ペイント弾』
ダンッ
弾丸は着弾するとともに霧状のペンキを周囲にばらまいた。
「一旦ばらけるぞ!各自大量発生の原因を探し出すんだ!!」
「「了解!」」
ペンキの霧が晴れた頃には三人の姿はそこになかった。
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その頃リクは…
「イイイイィィィッッッヤッホウウウウゥゥゥ!!!!!」
完成した改造バギーで周りの樹木ごとアンドロイドを轢き潰していた。
「ヒャーッハッハッハッハ!アンドロイドがゴミの様だあぁぁ!!!」
そんな事を言っていると飛行型のアンドロイドが追いついてきた。
「あぁん?オレの後ろに着くとはいい度胸じやねぇか・・・ん?」
その飛行型の腕がミサイルになって、打ち出された。
「うおおおぉぉぉ⁉」
リクは慌ててハンドルを切り90°方向転換し、ミサイルを回避した・・・が、ミサイルも同じようにカーブしながらこちらに向かって飛んできた。
「はぁ!!??ふざけんな!!!オレの車に傷でも付けたら承知しねぇぞこの野郎!!!」
何か無いか何か無いか何か無いか何か無いか?
その時、ギアのそばにあるボタンに気がついた。
「あ、これの事すっかり忘れてた」
いくつかのボタンの中の赤のボタンを押すとバギーのサイドからバルカン砲が飛び出した、もちろんさっきのアンドロイドから奪った物だ。バルカンは自動でミサイルをロックし、一瞬で撃ち落とした。
「あぶねー」
しかし、そう言ってる間にまたミサイルが飛んできた。
「いい加減にしやがれ糞野郎!!!」
もちろんすぐに撃ち落とす。
「今度はテメェだクズ野郎」
そのままアンドロイドをロックオンすると、2機のバルカンが大量の弾丸を吐き出した・・・が、全て物凄く遅かった。
「お礼に良いモンくれてやるよ」
遅くなった弾丸はどんどん数を増していく。
「喰らいな。必殺、バレットチャージ!!」
遅くなっていた弾丸は突然加速し、アンドロイドを一瞬で蜂の巣にしてしまった。
「はっ、ざまぁ」
リクは車を停め、そのアンドロイドの腕をもぎ取り、その場を後にした。
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そのころ零達は……
「また来たぞ!」
「くっ!これじゃあラチがあかん!」
「いい加減数が多すぎる」
零達が応戦していると、突然アンドロイドの足下から植物の蔓が生え、身体中に絡みつきアンドロイドは完全に行動不能になった。
「な、何だ?」
「危なかったね、君達」
「誰だ?出て来い」
零が言うと近くの茂みから一人の青年が現れた。
「やあ、僕の名前は紅棘 刻崎[チトゲ キザキ]暇だから加勢するよ」
「そうか、よろしく」




