No.7 我が家
「ふぅー」
とりあえず帰還報告書を書き終え、おもいっきり伸びをした。
「あとどの位でつくかな、うーん、30分くらいか?ま、いっか。さーて、帰還報告書も書いたし、ゲームでもすっか」
早速遊ぼうとポケットに手を入れると、突然後ろから、声を掛けられた。
「あの~」
「うひゃっ!!?」
びっくりした!誰だよいきなり!
後ろに振り向くと、あの時の青年がいた。
「ああ、君か・・・たしか黒海テツヤ君だっけ?」
「いえ、セツナです・・・」
「あ、ごめん。俺、人の名前覚えるの苦手なんだ。」
「そ、そうですか」
「んで、俺に何の用だい?」
「あ、いえ、あの、えっと、僕達を助けてくれたお礼を言いたくて」
「別にいいさ、そんな事言わなくたって」
「で、でも・・・」
「いいのいいの、どのみちキミ達を助ける予定だったんだし」
「だけど・・・」
「お、見えてきたよ、キミ達の新しい我が家が」
「え?」
「ハハハ、どこにあるか分かるかな?」
多分彼には、崖しか見えてないだろう。
なぜなら、そこは幾多ものカモフラージュがかかっており普通の人が遠くからちょっと見たぐらいでは見破るのは困難だろう。
基地の入り口に近づくと小さいアンドロイドみたいな物が近づいて来た。
『チェック、本人確認、ロック解除』
目の前にある崖が二つに分かれ、大きな入り口が現れた。
「あのー、何か光ってるんですけど」
ん?
「あ、通信だ、誰だろ?」
P!
「うげ!」
マジで!指令からかよ!?
「ど、どうしたんですか?零さん」
どうやら、本当の修羅場はここからのようだ。




