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わたしの心情的には、どちらかというと持てる者を羨むミケちゃんのほうに共感してしまうというか、ジルドナート青年はちょっと達観しすぎでは? いや、達観というよりも、ジルドナート青年、まだ若いのに、なんか冷めてない?
ジルドナート青年の年齢は知らないけど、満年齢十八歳の人間女子だった前世をめちゃくちゃ引きずってるわたし基準で、同い年から若干年上くらいに見えるんだよね、この人。仮に実年齢より下に見られるタイプだとしても、まあいっててせいぜい二十一くらい、見た目どおりなら十八、九歳じゃないかと思う。日本人なら大学入りたてか就職したてというところ。
ちなみにオーリ君はわたし基準で年下、おおよそ十六歳くらいかなーとあたりをつけてます。オーリ君はまだ体格ちょっと細いし、なんとなーくこれからもう少し身長伸びそうな感じがするし、高校一年生相当くらいでしょ、たぶん。
話を戻すけど、ジルドナート青年さー、生まれ持った才能がある相手とない自分を比較してもしょうがないっていうのはわかるんだけどさー、なんか言い方が後ろ向き気味じゃないですか? わたしの気のせいで本人そんなつもりは毛頭ないのかもだけど、でもなんかこう、微妙~になんか、ねえ?
んー、ジルドナート青年がこんなこと言うくらいだから、魔法とか魔力とかってよほど生来の資質が大きく影響する分野なのだろうか。
ていうか、後天的に努力で能力をいくらでも伸ばせるのだとしても、生まれたときから才能に恵まれていた人だって普通に努力はするんだから、環境やら要領のよさやらが同程度なら差は縮まらないんだよねえ、理屈の上では。天賦の才に加えて環境にも恵まれ努力を厭わない性質で要領の非常によろしい人は遥か高みに昇っていくんだろうし。
うわー、こう考えるとなんか夢がない。才能がなくても努力で一定のレベルに到達できた人が、才能あって努力も怠らない人にさくっと敗北しちゃう、みたいなの、あれですよ、漫画だったらあまりウケない展開ですよ。敗北一回は後々の再戦展開への布石で許されても、二度三度と繰り返すと読者にそっぽ向かれるやつー。
……あれ? そういえばジルドナート青年って元々は魔法の勉強なんてしてこなかったのに、トーウィス゠ルアの加護を貰ったことで魔法を学んだんだよね? それでいま現在ヒーラー系魔法職やれてるのって、ジルドナート青年はもしや、どちらかというと生来の資質があった側の人間なのでは……?
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