3話 周回遅れの知識
読んでいただいてありがとうございます。後から編集して内容が変わるかもしれません。
朝はいつもより少し遅い時間に起きて、今は電車に揺られながらボーと外の景色を眺め、昨日の会話を思い出す。
『……一緒にやってみる?』『…いや…急にそんな事言われても…俺はもうゲーム自体やって無くて…それに…正直な話しVRについても全くと言っていいほど知識が無いんだ』
『カズ君本気で言ってるの?じゃあどういう物かすら知らないの?』『あー言い方が悪かったな、あれだろ?駅の広告で見たけどなんかヘルメットみたいなのを被るんだよな?それでゲームに入れる事は知ってるけど…』
『あーーーーうん…分かった…明日家に来れる?あっ!か、カズ君が別に暇だったらって話だよ!』『………』『…そ、そうだよね!カズ君も用事とかあるだろうし!』
『あかりは良いのか?俺が家に行っても?』『?…いいけど?どうして?』『いや…なんでもない。じゃあ明日の昼頃にはそっちに着くと思う。また家の近くに来たら連絡する…』
『わ、分かった!また明日ね!それじゃお休み!』『おう…お休み…』
(…何年ぶりだろうか…あんなことがあってから一度も会う事も出来なかったのに……それにしても、あかりは元気そうで良かった)
過去のイヤな思い出を吐き出すようにため息をすると目的の場所を告げるアナウンスが聞こえて来て、そのうち電車が停止して、降りて駅を出る。
駅から出て周りを見渡し、この辺は変わって無いな、何て思い出に浸りながらあかりの家に向かって歩き出す。
(はぁ…もうそろそろ……あの辺りか…まぁ流石にもう修復されてるか……あー、そう言えばあかりに連絡しないと…)
『もしもし?和平だけど、あーもうすぐで着くから。じゃあ…それだけだから』あかりに電話をすると元気に返事が帰って来るが伝えたい事は伝えたので電話を切ろうとすると止められる。
『……なに?ハァー分かった!買ってきてやるから…』あかりから買い物を頼まれ近くのコンビニに歩き出す。
店内に入り、頼まれた物を探そうと端から歩いていると、ある雑誌が目に入る。
(4時間で快適な睡眠をあなたに…か……学生時代は睡眠時間4時間位だったな…ボクシングのロードワークでどんなに眠たくても朝早くからしてたし…それで学校では寝て、下校したら直でジムに行ってロードワークやらをして、
家に帰ったらゲームを深夜3時くらいまで…まぁそれはゲームで徹夜してた俺がバカだった…でも今の時代これが本当なら4時間で快適な睡眠だもんな……)
少し気になり雑誌を持ち中身を見ると、たまたま開けたページに最新VR機器が紹介されている記事が目に入り、VR機器についての記事を見る。
(なになに?Mk₋007は快適なVR体験を追求したいあなたにとって……)
最新のVR機器の説明を適当に読んでいると面白そうな記事を発見する。
(VR機器は元は医療器具で睡眠障害を抱える人、不眠症などの患者を意図的に睡眠状態にして深い眠りを作り出し、睡眠を補助する機械であったが、
技術革新が起き、夢の中で意識を持った状態で行動が出来るようになった事で、そこから医療と軍事の発展の為に秘匿されたが1年で民間転用されて、
あらゆるゲーム会社がゲーム機としての販売を進めた結果、さらに技術が向上し、脳に特殊な電気信号を送ると夢の世界でありながら夢を世界の人々と共有が出来ようにまで発展した。
今ではVR機器は元の医療器具としての機能も幅を広げ、手足に障害がある方のリハビリに使用したり、ゲームや仕事などの多目的な使用方法を実現しました。
……か……はえぇ~俺が知らない間にそんな事になってたんだな…)
ただのゲーム機だと思っていたVR機器はそんな事は無く、俺が無知であり、どれだけ過去の時代に取り残されたのかを知るだけだった。
雑誌を棚に戻し、コンビニを出ようとした時、我に返る。
俺がここに来た訳を……これ以上時間を潰すとあかりから怒られると思い、すぐに目当てのものを探して会計を済ましてコンビニを後にする。
技術系はほとんどでまかせに近い脳内(妄想)テクノロジーなので、深く考えないで下さると助かります。てか…よくある設定だと脳に電極を刺して仮想空間に行くとかだけど…よく考えたら怖すぎると思い、私は機械から特殊な脳波(電気信号)を利用した方法であくまで夢の世界に行くと言う考えでやりました。
皆さんのが知っている作品で私と同じような方法を使ってVR体験をするっていう小説ってあります?もしあったらパクった訳では無いので…でも一応謝ります…先に思い付いた人すみません……




