表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/71

18話「見つけた②」

 闇が深い眠りに着いた瞬間、ヒノリの手首から軽い静電気が放たれた。


「———きゃぁあぁぁっ……!?」


 バチンッと音を立てて小さな放電が起こるという奇異な事態に、ヒノリは悲鳴を上げた。「な、な、なななななななななな、なにッッッッ!?」突然の出来事に、頭が真っ白になりかける。


 咄嗟に右手首を見れば、先ほどまであった青白い炎も、赤黒い炎の鎖も消滅している。


(何が、なんで、どうなったの……?)


『あるじ、あるじ……!! 今、オレが悪いモンスターを潰しておいたゾ』


 何故か誇らしげに走ってくる召喚獣。


「ひ、ひのりぃぃぃぃぃっっ。ボスモンスターが、ボスモンスターが復活しそうだ」


 顔を青くしているリア。

 すぐ側には、傷回復薬(ヒール・ポーション)を飲んでいる最中の負傷した姉。


 困惑に困惑が重なり、思考回路がごっちゃごちゃに絡んでいく。


(ど、どどどどどーーーしよーーーっっ。お姉ちゃんは怪我してるし……ボスモンスター相手に闘えるわけ……)


 凶悪な姿をした《セイレンド》は、既にボロボロだった。


「……いけるかも……」


「そうそう大丈夫。お姉ちゃんも復活したし、アレをやっつけちゃおう!!」


「………え……お姉ちゃん怖い……」


「怖い!?」


 指一本も動かさなかった姉が、どうしてもう動けるのかヒノリには不思議でならない。

 けれど、姉が復活したならヒノリにも今の状態のボスモンスターなら倒せる自信がある。


「魔法はお姉ちゃんに任せて、ひのちゃんっ。……と、えーーっと貴方も協力してくれるんだよね!!」


「うぇぇっ!? ……も、もちろんだっ。あたしも加勢させてもらう」


 狼狽していた様子だったリアは、覚悟を決めたのか凛々しく剣を構える。


 それを合図に、皆が戦闘体勢へと移行した。


「ギュィィィィ……」


 《セイレンド》は、低く呻き声をあげた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ