覚書/加藤ゑみ子『お嬢様ことば速習講座』の考察
珈琲を「お珈琲」と呼ぶには不自然じゃないでしょうか? では何と呼ぶのでしょう? ――正解、お嬢様は珈琲なんて召しあがりません。お紅茶を召しあがるのです。――はあ?
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自作小説を書く都合上、加藤ゑみ子『お嬢様ことば速習講座』を読んだことがある。
「お嬢様言葉」には、「存じます」のようなヨソユキ丁寧語系と、「てよだわ」のような女学生仲間内タメグチ系があり、政財界活躍中の出来る名家令嬢は、さらに場によって、一般人の標準語に切り替えるのだとか。――田舎者の私は、そんな場面に遭遇したことがないです。
wikiによると、お嬢様同士のタメグチ「てよだわ」言葉は、江戸青山の下町娘言葉を明治女学生が(不良ぽくてイカシテルと思ったのか)真似て女学生言葉になる。(20世紀半ばである終戦直後に太宰治が著した『斜陽』のころはまだ健在だったが)21世紀現代は男女の言葉が統一され、中性化し死語となる。但し(男女差別化のためか?)文学作品・翻訳文ではいまだに使うことがある。
翻訳系であるYouTube動画「海外の反応」を視聴していると、この死語である「てよだわ」言葉が不自然に乱発されていて、個人的には耳障りに感じる。なお、ネットのコメント欄で、「てよだわ」言葉を書き込む人は、傍目に、「ネカマ」様だと容易に露見することになる。
――ご高覧戴き、ありがとう存じます。ご機嫌よう。
ノート20230506




