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読書/織田作之助著 『夫婦善哉』
若い芸者の蝶子が、大店のドラ息子・柳吉に騙されて、駆け落ちする。柳吉は年下で妻子を捨ててきた。二人で店をやるが、まるでやる気がない。店を畳んで蝶子が芸者をやり、コツコツ蓄えた貯金を一夜の女遊びでつかってしまう。これでもかというくらいダメっぷりをみせる。そして妻からDVされる(当然だ)。柳吉は、実家からは勘当され、金を無心にいくが父親に追い返されるも、婿をとって跡を継いだ妹に哀れまれて、まとまった金をときどき貰えることがあった。物語終盤、蝶子は昔の芸者仲間と再会。その人が大金を融資してくれ、カフェを開き、繁盛する。他方、遊び人の柳吉は、蝶子と別れたということにして、まんまと父親から遺産の一部を貰い受けることに成功する。……同じことを繰り返すのだろうなあ、『秋深し』同様に、これもまた愛のカタチと考える読者の私。中編
ノート20211210




