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もう一度妻をおとすレシピ 第11冊  作者: 奄美剣星(狼皮のスイーツマン)
読書感想文
14/100

読書/コナン・ドイル 著  シャーロック・ホームズ 『患者兼同居人』(短編)

 雨の夜、ホームズが実験を楽しんでいたが器具が破損してご破算になったところに、依頼者がやってきた。依頼者はブルック街に診療所を構える若い開業医パーシィ・トリヴェリアンが訪問してきた。彼はロンドン大学研究生で医学論文で賞をとるほど有能だったが、大学で出世するにはそれなりの資金が要る。医師として資金を得るにはブルック街で開業するしかない。だが医師は開業する資金もなかった。そこへ現れたのは、医師の評判を聞きつけたブレッシントンという老人だった。ブルック街にある自分の屋敷に医師を同居させ、診療所を開業させる一方で、心疾患の持病がある自分の主治医もやって欲しいと申し出た。

 ブレッシントンの屋敷には少年が雇われていて老人の身の回りの世話をしていた。医師は、屋敷に診療所としての部屋と自室とを貸与され、稼ぎの四分の一を医師が、残りを老人が取ることになった。医師は名声を得ていたのと、大学病院の患者も駆け付けたため、診療所経営は軌道にのった。

 ブレッシントンは定時に散歩する。その散歩の際、老人と、付き添いの息子の二人とが診察に訪れた。ところが、医師が少し席を外した際、二人は姿を消した。ブレッシントンが散歩から戻って来ると、部屋に靴の跡があり、誰かが侵入したと喚き散らした。――そこで医師を介してブレッシントンはホームズに捜査を依頼。事情聴取に、ワトソンと屋敷を訪れると、ブレッシントンは、箪笥貯金しているので、賊はそれを狙ってきたものだろうとほのめかした。

 ブレッシントンの話しを聞いたホームズは、彼は真実を隠している。そのため、調査を打ち切って引き揚げてしまった。――何かをやらかして、二人組に命を狙われているのが真相だろうとワトソンに告げる。

 案の定、ほどなくして医師が、ブレッシントンが自室で縊死したことを伝えにやって来た。

 医師に連れられて、ホームズとワトソンは再び屋敷に行く。

 遺体は天井からぶら下がったままだ。被害者が首を吊った紐は、火災に備えて寝台の下に置いておいたものだ。ホームズは、複数の椅子の向き、灰皿の煙草の量が異様に多いことに着目。――賊は複数の男達。私的な裁判をやって、ブレッシントンを絞首刑にしたのだろうと断じた。警察がやってくると、内鍵を外したり閉めたりできるのは使用人の少年だけだから、賊を手引きしたのは明白なので、逮捕するようにと助言する。

 要は、十数年前に銀行強盗事件があり、ブレッシントンは賊の幹部だった。警察に捕らえらえると司法取引をして、無罪となる代わりに、仲間を売った。逮捕された賊仲間のリーダーは処刑され、残りは十数年の禁固刑に処せられた。ブレッシントンは元の仲間からの報復に怯え暮していた。賊は彼の所在を調べると、医師の隙をついて、ブレッシントンの部屋に押し入り、寝ている彼に猿轡をかませて吊し上げ、裏切りに対する裁判を行い、縛殺するに至る。

 報復を果たした一味は、回路で国外逃亡を図るも、嵐で船ごと行方不明となり、少年は証拠不十分で釈放された。

     ノート20211021

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