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グルメ紹介②

しれっと

■は市町村名、《》は店名です。


■貿易都市セレスタリア

・《ニャンごろ亭》フライブルグ

分かりやすく言うとハンバーグとエビフライ。しかしそれぞれに使用されている素材が非常に珍しく、それが店主の調理の腕と相まって非常に美味に仕上がっている。ハンバーグのミンチの方はドッグブルと呼ばれる大型の犬のような魔獣で、寒い地方に生息しているためかその肉には非常に多くの栄養が蓄えられている。その栄養がうまみにつながっており、中々珍しい食材である。

エビフライの方はディープブラッドと呼ばれる海に生息している魔獣で、かなりの深海に生息しているため捕獲が容易ではない。専門の業者がいるほどで、彼らは常に一獲千金を夢見てディープブラッドを追いかけている。単体の力はBランク相当の魔獣だが、その場所が厄介なため、危険度はAランクに指定されている。

どちらも珍しい食材のため、事前に予約してもいつ食材が入荷されるか分からないという、非常に食すのが難しい料理となっている。あとべらぼうに高い。


価格:金貨1枚(日本円換算:10万円)



・《ニャンごろ亭》フライ盛り合わせ

フライブルグが非常に高価なのに対し、比較的安価でとれるシーパーと呼ばれる海魚を用いたフライ。フライ自体がこの世界では珍しいため、食せる店はそう多くはない。セレスタリアは昔から勇者のおひざ元である公国に位置しているため、そういった珍しい料理を扱っている店が多いが、その中でもニャンごろ亭は味も珍しさも格別な料理を提供している。


価格:銀貨1枚銅貨50枚(日本円換算:1,500円)


・《ニャンごろ亭》トッドスキット

海と陸にいる魔獣の肉をミンチにして混ぜ合わせた後、小麦粉を溶いた生地に混ぜ込んで焼いた料理。魔獣の肉は特に決まっているわけではなく、その日の入荷状況次第で変わる。ただ安価な魔獣肉を利用するため、料金は安定して一律の金額で提供している。

本文中ではクレープのような料理と評されていたが、どちらかというとお好み焼きのような形に近い。若干高さのある生地にミンチがちりばめられており、昔は海の男たちがミンチをクレープに巻いて食べていたものを、ミンチが零れて食べにくいという理由から生地に混ぜて焼いてしまったのが起源と言われている。


価格:銀貨1枚(日本円換算:1,500円)


・《クルプヤ》クルプー

エウレタリアの屋台街に展開している店のひとつ。クルプーというクレープに酷似した食べ物を売っており、元の世界のクレープと見た目は何ら遜色ない。アプーやイチゴのような果実と生クリームを少しもちもちした生地でくるんでおり、砂糖を使用した甘味の少ないこの世界では珍しい食べ物。ただ昔からエウレタリアではこのクルプーという食べ物が一般的で、元は甘味として売られてはいなかったが、安価な甘味料が登場したことで新しい切り口としてクルプヤが登場した。売行きは上々。歩きながら食べられるため観光客にも重宝されている。


価格:銅貨50枚(日本円換算:500円)



■セレスタリア

・《ヒース・キース》アングリーベアのステーキ

熊の魔獣で比較的山があればどこにでもいるような魔獣。ただし力が強いため、よく冒険者たちに討伐依頼が出されるため、安定して供給される肉。一体あたりからとれる肉の両も多いため、割と安価。普通に攻撃するときは肉が固いが、火を通すことで肉質がほぐれて柔らかくなる。

ステーキはアングリーベアの一般的な調理法だが、ヒース・キースでは特に分厚く切ったステーキを提供している。そうすることで噛んだ時に中から肉汁があふれ出し、ジューシーな味わいを口の中一杯に溢れさせてくれる。強火で表面をさっと焼くのがコツ。


価格:銀貨1枚(日本円換算:1,000円)


・《ヒース・キース》グレーターラビのシチュー

グレーターラビはセレスタリア周辺に多く生息する大型のウサギの魔獣。土の中に潜る性質がある。元の世界で言う大型犬と同じくらいの大きさで、直ぐ増えるので常に共有が潤っている。肉は硬めで筋張っているため、シチューのような煮込みで柔らかくして食べられることが多い。

まれにグレーターラビより一回り小さいラビシーカーという種類の魔獣が見かけられるが、ラビシーカーは非常に肉質が柔らかく、ヒース・キースでも時々提供している。ただしこちらは高いので、いつものノリで頼むと後で目玉が飛び出そうになるので注意。


価格:銅貨60枚(日本円換算:600円)


・《公園の屋台》焼き麺、ソーセージ、フライドポテト

まさに祭りの出店。THE宴オブ宴といった趣。けどいつも屋台が並んでいるので、特にこれといった特別感はない。名前の通り、焼きそばとソーセージとフライドポテト。それぞれ別々の屋台で提供されているが、胴元はフールー商会ですべての出店を管轄している。

味はめちゃくちゃおいしいというわけではないが、外というシチュエーション、爽やかな日差し、青空の元柔らかな風を受けて食べるというだけで、最早おいしさのスパイス。まずいわけがない。

どれも分けることができる食べ物なので、誰かと一緒に食べると楽しく食事ができる。


価格:一律銅貨50枚(日本円換算:500円)



■その他

・拾ったキノコ

ゲロとカスが森で拾って食べたキノコ。まだら模様をしており、いかにも毒です! と主張しているが、残念なことに2人には気づかれず自衛も虚しく食べられてしまった哀れな存在。勿論食べたことにより恨み爆発、ゲロとカスは腹痛が生じ悶えくるむこととなった。鍛えていない平民であればひとつも食べれば死に至ることもあるが、ゲロとカスは丈夫だったので大丈夫。

拾い食いは危ないのでやめましょう。特にキノコは毒がないものと見分けがつかないこともあるので、素人は拾ってこないように。


・ベヒモスの肉

カミーユが道具箱から取り出して食べた肉。普通の人間にはまず嚙み切れない強度を誇っているが、そこはカミーユ。顎の力が強いので問題ナッシング。嚙み切れないとはあるが、もし普通の人間が食べたら死ぬ。肉の中にも瘴気が残っており、ベヒモスは特に強力な瘴気を帯びているため、抵抗のない人間ではひとたまりもない。カミーユは能力ゆえか、食べても自分の力に還元されるだけで毒のような影響は全く受けなかった。


・ジャッカラビー

ウサギ型の魔獣で、非常に小さい。年に一回その姿がオークションに現れるかどうかと言われるほど希少な生物。何故なら足がとにかく速く、捕まえることが至難であるから。そのため姿を見れたとしても、それは大抵死んだ個体であることが多い。

とはいえ死んでいてもオークションなどでは非常に高額で取引されており、状態のいいものではそこそこの屋敷が一軒買えるほど。なのでカミーユのようにジャッカラビーを食べるなど正気の沙汰ではない。あくまで観賞用であり、食用にするのはバカの極み、と言われてしまうが、食べると非常に美味。そのため死んでもいいから食べてみたい食べ物のひとつとして数えられている。


・トール

カミーユ曰く、『極上の味だったぜぇ』とのこと。


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