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ソラモヨウ  作者: SIN
64/88

64面

 夜中の2時頃、その日は疲れていたので少々早めに寝てしまおうとしたのだが、明らかに布団の中に何かがいた。

 大きさは猫位だろうか、盛り上がった賭け布団は時々ユラユラと揺れている。

 布団が盛り上がっているだけで、揺れているように見えるのは目の錯覚。これは幻覚でもなんでもない。

 と、盛り上がっていた部分をポンと叩いて何も入っていない事を確認し、空かさず布団を捲りあげてみると、そこには何か黒くて丸い物体がいた。

 なんだろうか?と目を凝らせば凝らすほど黒い物体が霞んでいくので、ボンヤリと眺めながら少しばかり考える。

 これはなんだろう?

 虫にしては大き過ぎるし、人の頭にしては小さい。黒くて丸い物体ではあるが、完全な丸ではなくて、少しばかり長細い。

 これは、黒猫だな?

 よーしよし。と心の中で言いながら黒い物体を撫ぜるように手を伸ばすと、その物体はスゥっと消えてしまった。

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