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ソラモヨウ  作者: SIN
49/88

49流

 1代目は、朝の7時頃に起きて7時半頃には出勤し、大体6時に帰宅。

 毛むくじゃらは、朝の5時に起きて6時頃には出勤。

 日中は運転する時間が長いが、会社は「車を運転している時は休憩時間とみなす」とかなんとか言ってお昼休憩すらなかったらしい。

 帰って来るのは夜の7時頃で、遅い時は10時を過ぎる事もある上、仕事の電話が帰宅後にかかって来る事も珍しくなかった。

 2人を比較するまでもなく、毛むくじゃらの会社はブラックだったと思う。

 やつれる様に痩せ始める程精神的にもかなり参ってきたのだろう。

 そしてお正月の少し前に毛むくじゃらは終に会社の偉い人に「辞めたい」と伝えたのだ!

 しかし、毛むくじゃらの後継者が中々見付からなかった事と、辞める順番待ちがあった事で、結局退職出来たのは「辞めたい」と言ってから随分と月日が流れた夏の事。

 そこからスグに再就職先を決めたが、その新しい勤め先に少し思う所があるらしい。

 それは通勤時間。

 毛むくじゃらの実家からなら徒歩で行けるという、驚異的なご近所だったのだ。

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