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ソラモヨウ  作者: SIN
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2流

 「1代目」と「毛むくじゃら」の由来を少し。

 自宅警備兵として自宅を守っていた俺が、ちょっとした切欠でバイトを始めた。

 そこは定食屋で、俺は仕事に慣れるまでは夕方から夜まで勤務の高校生と共に働く事になった。

 パートの方々は日曜日や祝日は休みなので、その時だけはバイトの面々が昼勤になる。

 次々と来店するお客さんと、怒涛の如く通る注文。それを聞いているだけで頭が真っ白になってしまった俺の前には、伝票も見ず、通った注文を耳で聞いただけで全てを覚え、確実にセットしているスーパー高校生がいた。

 本当に腕は2本?何故あんなにも無駄なく両手が動くんだろう?

 そこからその高校生に「千手観音」とあだ名を付け、かなり少しずつ仲良くなった。

 千手観音が高校を卒業してバイトを辞める時、店長は俺にセット係りの称号を与えた。

 俺が千手観音2代目だから、先代は1代目。

 1代目は時々バイト先にやって来ていたが、ある時「一緒に暮らしませんか」とシェア生活を提案してきた。丁度その頃友達にも似たような事を言われていたので、俺は1代目を友達に紹介し、2人でシェアを始めるようにと促した。

 こうして2人は一緒に生活し始め、俺はそこに週末だけ泊まりに行くと言う半居候生活を始めた。

 その時に撮った写真をブログに紹介した時だったか、奥に映っていた友人の腕を見て「毛むくじゃら」との有難い言葉を貰い、そこから友人は毛むくじゃらとなったのだった。

 その時の写真


挿絵(By みてみん)

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