プール・二階の目薬
爺ちゃんにカプセルを渡してリボンを見るために天門台へ帰った。
天門台に帰るとみんなで水を掛け合って遊んでいた。
リボンは嬉しそうに俺の傍に来て「パパ、みじゅ遊び、楽ちい~」
「そうかリボン、水遊びが出来るプールを作ってやるぞ」「プーリュ?」
俺はリボンが溺れないように浅いプールを作った。
アスカは「広、昼間の飛行練習は暑いわ。リボンちゃんのお庭に日陰を作って」
イグが「御神木の種を植えて、あなたが歌を唄いながら
加護を掛けて成長させてばいい木陰が出来るわよ」
俺は「どんな歌を唄えばいいんだ?」
「この木なんの木、キミのなる木~♪よ。聞いたことがあるでしょ?」
俺は御神木の種を植えて、異世界発見の歌を唄いながら加護を掛けた。
御神木は三、四メートルくらい成長した後、
枝が横に伸びて見た事かある木になった。<木陰の無い荒れた平原にいいな>
アスカは「素敵な木陰だわ。私たちのプールはどこに作るのかしら?」
俺は<枝がこれほど横に広がるとは思わなかったな。
もっと向こうに植えればよかった。失敗した>
「アスカ、水着も無いし大人のプールは諦めよう」
「水着ならサンが作ってくれたからあるわ」
イグは「御神木を転移させればいいでしょ?」
「この根が張った木を転移させると、根が切れて倒れるかもしれないぞ」
「私が張りを調整するロリコンポールをあげたでしょ。あれを使いなさい」
俺は「ロリコンポールは、そんな事も出来るのか?」
「そんな事って他の使い方があるの?何に使うつもりだったのよ」「いや」
俺はイグにロリコンポールの使い方と御神木を植える地質条件を詳しく聞いた。
<スーパー妻玉を使って御神木を植えれば現地に行かなくても植えられる>
イグは酸性の土に対して念話で『私の胸は大きさ形、共に三号には負けませんよ』
俺はロリコンポールを使って御神木を転移させて大人用のプールを作り、
水精霊に「水を定期的に入れてくれ」「はいパパ、妹のためにがんばる」
俺はプールの排水をどこに転移させるかを考え<これは聖水になるのか?
他の象たちも水が欲しいだろう>南鳥島に排水転移門を作って設置した。
リョウコが危ない水着に着替えて家から出てきた。
<リョウコはヘタレのくせに着るものは大胆になる>
俺は慌てて「リョウコ、その露出度の高い水着はやめろ」
リョウコは「そんなことは、正妻に言ってやりな。後ろから見てみろよぉ」
後ろから見たアスカは裸にしか見えなかった。
「アスカ、ご近所さんに大魔神様もいるんだぞ。もう子供じゃないんだから
男性に素肌を見せてはダメだぞ」
地獄の女と書いた名札を貼り付けたスク水を着たヘルメスは
「ダーリンは独占欲強過ぎ。あのウザイ親父ならいないよ。
母さんに叱られてギルドに連れていかれたよ」
解剖神は「リボンちゃんが気になるのは分かりますが、子作り環境が優先です。
早く孫の顔が見たいのならヘルメスに近づいてはいけません」と叱られたらしい。
リボン用の浮き輪も用意されていた。<可愛い>
サンは一般的な青のビキニで、春は白のワンピース水着だった。<和む景色だ>
俺はプールで遊ぶ妻たちを眺め<平和だ。どこかに海水浴場でも作ろうかなぁ>
30分ほどしてマリアが健康増神と出てきた。
アスカは「リボンちゃんは、おっぱいの時間だわ。
私たちは着替えて木陰で昼寝をしましょう」
「気持ちよさそうね」妻たちは着替えにいった。
マリアは『美味しそうな木の葉ですね』
俺は「イグ、世界樹の葉は食べても問題ないのか?」
「あらゆる状態異常を回復させる万能薬よ。問題なんてあるわけないわよ」
俺は倉庫にある世界樹の実と葉をマリアに食べさせた。
マリアは『神様、すごく美味しいです。私も空を飛べそうな気になります』
健康増神は「や~、君の婚約者が眩しくて外に出るのを躊躇しました。
マリアと半蔵にもプールを使わせてもいいですか?」「どうぞ」
イグは「プールに世界樹の葉を浮かべておけば切り傷、毒、何にでも効くわよ」
俺は「枯れる事がない葉だから不思議に思っていたが水に浮かべるだけで、
そんな効果があるのか?」
「当然でしょ。どれだけの魔素を吸収していると思っているの?
今の世界樹はまだ凄いわよ。この惑星の半分を破壊出来るほどの神素を
あなたが入れたでしょ。今度生る世界樹の実を浮かべてみれば分かるわよ」
俺は「健康増神様、まだ葉はたくさんあるからサイロに入れておきます」
「それはありがたい。私の仕事がなくなるかもしれませんね」と笑った。
「下にも半蔵の仲間が何頭もいますから、それはありませんよ」
「あ、あの転移門はそこに繋がっているのですね?」「はい」
俺はリボンがおっぱいを飲んでいる間に世界樹の葉をプールに浮かべて
御神木に棚をかけ昼寝場所を作った。<明日はブランコも作ろうかな>
アスカたちが棚を見て「素敵」リボンと一緒に昼寝をした。
俺は健康増神がプールに入れたマリアと半蔵を世界樹の葉で洗っているのを
イグと見ていた。イグは「マリアに神素の入った世界樹の実を食べさせたでしょ。
マリアが神と話すことができるようになるわよ。
あなたは自分の力を自覚しなさい」「エルフたちも食べたぞ」
「おそらくエルフ族は人族より魔素量が多いはずよ。試してごらんなさい」
<東領のエルフとエルフ領のエルフを比較すれば…弓神に聞けば分かるな>
「イグは根を張っているから鉱石だとか温泉の場所が分かるんじゃないのか?」
「鉱石は見本があれば分かるし、私は避けて根を張るけど温泉も大体分かるわよ」
<鉱石見本は学〇の付録があったはずだ>
ナーガの酸についても聞いたがイグは知らなかった。
俺は薬神に芽について呼び出された。<一日に二度の採血はないよな?>
鉄格子の部屋へ行くと大魔神が捕まっていた。
薬神は「友広さん、お聞きするところによりますと、皆さまで美味しい
スイーツなる物をお召し上がりだとか?どのような物でしょうか?」
「あ~、薬神様のお年ならケーキと言えばお分かりですか?」
薬神は「え、どうしてケーキをスイーツと呼ぶのかしら?
これはケーキ対策を検討しなければいけません。それに友広さん、
今、薬神様のお年ならと聞こえた気がいたしましたが、
お若いのにお目が悪いのでございましょうか?他人ごとキャンペーンの達人、
この私がケーキ対策に、二階から目薬をさしてあげましょうか?
効くはずないとお思いでしょう。ですが、二階から目薬をさすのが
今の流行なのでございますのよ。他人ごとキャンペーンの真骨頂でございますの」
俺は「お年のことは失礼いたしました。ところで、あの芽は何だったのですか?」
「タタリ芽でございました。弱り目に祟り目のタタリメです。
二階から目薬をさすとこうなりますの。災いの拡散です」
あの酸に溶けなかった武具は銅でございました」
俺は「砂に毒性はありませんでしたか?」「それはありませんでした」
「タタリ芽が育つとどうなるのですか?」
「本来なら土が長い年月をかけて、自ら浄化するのを待つしかございませんが、
あなたなら、浄化して加護を掛けることが、お出来なさいますでしょ?」
「浄化と加護で土は元に戻るのですね?」
「そうです。タタリメが何になるのかを楽しみにしていてください」
俺と大魔神は礼を言って急いで逃げた。
大魔神は「や~、参った。薬神がギルドにキャンペーン・マー陣を展開して
待っていたんだ。今度からギルド二階はマージンを取るらしいぞ」
俺は「スーパー妻玉でスイーツを多めに買った方がいいですね?」「そうだな」
ギルドに来たついでに工業神・陣魔神と話し合い。
ゴーレムの魔石にイソ陣と操縦者がいなくても動くサポートシステム
無陣を入れることになった。
俺はスーパー妻玉で買い物終了後、
爺ちゃんにナーガがいる地域に転移してもらった。
ステルスで姿を消して夜の上空から俺の目でナーガの数と洞窟を
モンペに記憶してもらった。
『モンペ、俺が角度を変えながら透視すれば、後で3D映像に出来るよな?』
『当然です』俺はナーガがいる地域を飛び回って情報を集めた。
翌日、大会関係者で昨夜の映像を見たが洞窟はダンジョンのようになっていた。
俺は<今日はヘファイトスがいるマズイ>「おそらく洞窟が酸で崩れないのは、
菌が付着しているためです。大魔神様のイゾ陣で一気に潰してしまいましょう」
ヘファイトスは「これは貴重な、この世界の財産ですよ。
後で有効に活用いたしましょう」
爺ちゃんは「そんなことは後じゃ。今はうっかりニハチベエを探すんじゃ」
カクさんは「創世神様、洞窟の五階層にニハチベエがいたで御座る」
俺は<うっかりニハチベエ?イヤな予感しかしない>「ニハチベエとは?」
爺ちゃんは「ワシに四千年前ついてきた共の者じゃ。
銅神28号でニハチベエと呼ばれておったんじゃ。それがはぐれてしまってのぉ。
探しておったんじゃ。ナーガの武具が銅製と聞いて奴の仕業と思ったんじゃ」
銅神28号が見つかり救出のために狭い洞窟でも通れるように
ゴーレムの魔石に銅人誌リトル・マガ陣が追加されることになった。
ナーガの数は十五万だった。<イソ陣があるから楽勝だけど多過ぎる>
翌日から各領の収穫、商業施設の準備、ゴーレムの製作と忙しい日々を
リボンに癒されながら送った。<世界樹の実を収穫しなければ>




