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婚約破棄された異世界の魔女【連載版】  作者: 純太
第4章

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ぼくのかぞく

ぼくの家族はとっても個性がいっぱいです。

ぼくのお父さまは、とっても美人でふさふさで、たまに、未来が明るいことを期待されるぼくは、本当にお父さまの子なのか心配になります。


「いやいや、本当の子だから。未来が明るいって、そういう意味じゃないから。普通の意味だから。」


お父さまのお仕事は、よその国と仲良くすることです。

どんなに仲の悪かった国でも、お父さまはすぐに仲良くなります。

いったいどんな手を使ったのでしょう。


「え、何その含みは。」


ぼくのお父さまは、仕事のできる、お母さまいわく、『すぱだり』のかっこいい人だそうです。

ぼくのお母さまは、どこにでもいそうな感じで、どうやってお父さまをイトメタのかなぞですが、


「え、そんなこと思ってたの?」


とってもすごいまじゅつしです。

その名も『りゅうゴロシのまじょ』


「魔女じゃなくて魔術師ね。そしてその名を使わないで。」


おそいくるたくさんのりゅうを、ばったばったと、ちぎっては投げ、ちぎっては投げてたおしたのです。


「そんなに多くは倒してないけどね。」


その数、なんと千。


「いや、盛り過ぎ。二、三体だから。」


すごい『せんとうまじゅつし』なのです。


「一応、治癒魔術師ね。」


他にも、ぼくには、おじさま、おばさまがたくさんいます。


「・・・・・・間違っちゃいないんだけど、何か、違う意味で聞こえるのは何故だろう?」


一番上のおじさまは、この国でもっともえらい人で、まぶしいそんざいです。


「それは何処を指して言ってるのかな?」


きっとぼくも、将来はあんな風にかがやくんだろうなと、会うたびに考えさせられ、思い知らされます。


「結構、重く受け止めてたのね。」


二番目のおじさまは、お父さまの双子のお兄さまで、一番上のおじさまのお手伝いをしています。

とってもそんざいがうすいです。


「可哀想だから言わないであげて。」


そして、目立つために『おういさんだつ、あくやくで、いっしむくいるぞ』とかくさくしています。


「してない、してない!そんな物騒なこと画策してない!しかも動機がショボ過ぎる!」

「もう〜、お母さま!さっきからうるさい!」

「いやいや、だってさ。君はさっきからツッコミどころ満載のもの書いてるんだもの。思わず口挟んじゃうよ。」

「かってに読まないでよ!」

「読んでないよ。口に出しながら書いてるからね、君。」

「うそ!」

「というか、それ書き直し。」

「えー!せっかくここまで書いたのに!」

「いやいや、そんな作文、家庭教師に出せないから。先生に心配されるから。」

「いいじゃん!」

「よくない。はい、没収〜。」

「ああ!ぼくの作文がまじゅつの風でとばされる!」

「・・・・・えらく説明的ね。」




そうそう、ぼくにはもうすぐ新しい家族ができます。

お母さまいわく、女の子だそうです。

今から会えるのをわくわくしています。

生まれたら、いっぱいあそんであげるつもりです。

だって、ぼくはお兄さまなんだもの。


こんな個性あふれる家族が、ぼくは大好きです。

読んでくださった皆様、本当に本当に、ありがとうございました。

長い長い沈黙期間を経て、やっと、完結することができました。

いや、本当に長い沈黙だった。年単位でしたからね。はい。

誠にありがとうございます。すごく、とても、最上級に。


長く沈黙していたにもかかわらず、お読みくださる皆様のおかげで、再び続けることができ、完結することができました。

心より感謝申し上げます。


本当に、ありがとうございました!!!!

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