九英雄
今回は説明回です。一言メモはありません。
九英雄。
天界、魔界、地上界。それぞれに住む者達から崇め讃えられている九人の王。
地上界にいる人間からは伝説とされ、見たものはいない、遭遇すれば殺される、知ろうとしてはならない、など様々な噂がされている。
世界の均衡を左右しかねない存在……。
◇
【神王】天使のサレ。
九英雄ではリーダーとして君臨する幻獣召喚師の男。本人はリーダーとしての自覚はなく常に冷静で整合性を求める完璧主義者。
合理的な作戦を立案し信頼のある指揮能力を持つ。
【魔王】悪魔のローグ。
残虐非道の戦闘狂。暴君。神に踊らされただけの戦争を席巻、終わらせた張本人。
あらゆるモノを支配することに執着し孤立、手に負えず何度も封印されかけた男。
【霊王】幽霊のトルティ。
地上界生まれの幽霊。半不死。アミュレットの師匠。幽霊図書館の管理者。"一応"人類の傍観者。永遠の美少女。
知識量と会得している魔法の数は九英雄で上位に位置する。自称どちらかと言うとみんなの味方。
【賢王】大狼のアポロ。
大神とも呼ばれている人語を話す大きな狼。現在は隠居中。
獣王も兼任していて、精霊の森に住む人狼ナギルが尊敬している目標。基本的には争いごとに参加しない老いた狼。
【剣王】堕天使のマグレス・ファーランド。
元人間のオカマさん。神々と接触を許された人類との仲介人。霊王と同じく人類の傍観者。
諜報に長けていて、高い掌握術も兼ね備えている。戦闘能力は九英雄の中でも低いらしい。
--ちょっと変態。
【迷宮王】迷宮建造物のヴィジャム。
誰もいない異界に住む謎の迷宮建造物、見た目はただの肉壁。膨大な魔力量を持つ。
性別の概念もない何者でもない存在。何もしないただそこにいるだけの不死身。
【破壊王】巨人のダンタルス。
故人。九英雄としての椅子は永久空席。元巨人族の長。
悪魔のローグと同じくらいに好戦的な男。彼が通った跡には破壊しか生まれないとされている。戦争屋。
【灰の女王】吸血鬼のミス・プロミネ。
炎を操る女。無慈悲で加虐趣味、プライドが高く嫉妬深い冷酷な女王。
多くの侍女を携える。霊王トルティの才能が気に食わないのか彼女とは犬猿の仲である。
【竜王】竜族のアラン。
隻眼のドラゴンマスター。世界中を飛び回る旅人。人にも変身でき人間界に溶け込む。
何事にも豪快らしいが九英雄ではまだまだ新参者らしく謙虚。