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ゼクスとの出会い

 夜中教会を出たミアとフィレアは廃屋がある場所へと向かっていた。


 「ねえ、フィレア、本当にエリカちゃんのお兄さんが盗んだのかな?」


 「、、、わかないけど、、、、その可能性もあるかもしれない」


 「エリカちゃんのお兄さんだった場合どうする??」


 「、、、、アカデミーに行く以上はお金を取り戻さないといけないし、犯人が組織的に動いてたら今の私達二人だけでは対処できないと思う、だから衛兵に報告しなきゃ」


 「、、、、、そうだね、、、でもエリカちゃん、、、」


 「、、、とにかく犯人がいるかどうかだけ知らべてみよう?」


 「うん、、分かった」


 暫く二人は無言で廃屋を探した、すると大きな屋根に穴が開いているのが見えた。フィレアは慎重に辺りを見回すと出入り口を知らべると正面の扉は開かずそれ以外に直接入れそうな場所は見当たらなかった。周り中を探してフィレアは少し思案して正面以外に出入り口が無いかをすると思案していた。


 「、、、、、、、、」


 「フィレア?その大きな井戸の中は?」


 「、、、、そうだね、ミア、それしかないかも」


 フィレアは辺り井戸の中を調べた。


 「、、、したに明かりがついてる!」


 「、、、フィレア、私がロープを掴んでいるから下に降りれる?」


 「うん、、、何とか行けるかな、お願い」


 フィレアが井戸のロープを掴むとミアはロープを握り少しづつ降ろしていくその時ミアの後ろから不意に声がする。


 「おい!お前そこで何をしている!」


 「!?」


 その声に驚いたミアはバランスを崩してフィレアと井戸の中へと落ちていく、すると衝撃が二人を襲うがそれほど深くなく二人は

無傷でその場に落ちた。


 「ごめん、、、、もう、戻れないね、、フィレア」

  

 「大丈夫、中を知れべてみよう、ミア」


 二人は光の方へと進んで行くと大きな部屋で大量の金貨と黒髪にツンツン頭の男が立っていた。ミアが男に声を掛ける。

 

 「、、、ゼクス、、、さん?」


 男は二人を見ると言った。

 

 「誰だ?お前達?何で俺の名前を知ってるんだ?」


 ゼクスの問いにフィレアが答えた。


 「エリカちゃんに聞きました、それからシスターのリーナさんに貴方が盗みを働いてるんじゃないのかと」


 「リーナが言ったのか、、、ああ、、、、、俺は確かに盗んでるぜ、ここに巣食う盗賊達からな」


 「、、、そのお金は多くの犠牲者から蓄えられたものです、エリカちゃんや教会のために行ったのでしょうが被害者の為に帰すべきです、ゼクスさん、手を引けば衛兵への通告はしません」


 「、、、、、、俺が考えるのはエリカやリーナや世話になった神父様や教会の事だけだ」


 「、、、どうしても手を引かないのですか?」


 「、、、ああ、教会に金が入ればそれだけ俺やエリカのような孤児は救われるからな」


 「、、、、貴方を眠らせて衛兵に報告します!」


 「お前が眠らせるより早く俺の短剣が襲うかもしれないぜ?」


 「、、、二人ともやめて!」


 ミアが止めに入ろうとするとゼクスは素早く短剣を抜いて投げた。


 「!?」


 ゼクスが投げた短剣はフィレアの顔をかすめた、不意に後ろから呻き声が聞こえる、フィレアが振り返ると剣を手にしたスキンヘッドの男の肩に短剣が突き刺さっていた。スキンヘッドの男が苦痛に顔をゆがめながらも言った


 「てめえ!てめえらが俺達からちょろまかしてたんだな!おい!皆!こっちに来てくれ!!」


 「お前ら二人とも捕まりたくきゃ俺に着いてこい!」


 「フィレア!ゼクスさんの方へ急ごう!」


 「、、、、うん、わかった、、、」


 二人がゼクスの方へと走ると後ろから盗賊らが次々とやって来るミア達三人は反対の側の扉へと走っていく。扉を開いて中へと通るとゼクスが扉を閉じて扉を支えるとミアがゼクスに聞いた。


 「ゼクスさんこっちに出口が?」


 「いや、手詰まりだ!」


 「私が彼らを眠らせます!魔法の準備が出来たら扉から離れてください!ゼクスさん!」


 「分かった!」


 フィレアはスリープの魔法の準備を終えるとゼクスに伝えた。


 「ゼクスさん離れてください!」


 「ああ!」


 ゼクスが扉から離れると扉を蹴破って盗賊達がなだれ込んでくる。フィレアは杖をの先端を盗賊達に向けると魔法を放つ、杖の先が光ると盗賊達は靄に包まれて眠った。


 「やったね!フィレア!」


 「お前達とりあえず、出口に向かぞ!」


 「、、、分かりました」


 ミアが眠っている盗賊達を起こさないようにゆっくり扉を通ると影から剣を振りかぶった盗賊が現れた。


 「ミア!!」


 フィレアが叫ぶとゼクスがミアの身代わりになって盗賊の剣に切られた。


 「チっ!!このやろう!」


 ゼクスは傷を負いながらも盗賊に拳を見舞って気絶させた。ゼクスの傷は深くミアが支えるとゼクスは鍵を渡した。


 「、、、出口はこっから真直ぐ行けばすぐだ、、、行けよ、、、」


 「、、、いいえ、、、いくなら三人でです、ゼクスさん!」


 そう言ってフィレアもゼクスを支えた廃屋の正面の扉の裏から鍵で扉を開けると三人は外に出た。


 「ミア!ゼクスさんは私が見ておくからシスタ―リーナを呼んで!それから衛兵さんも!」


 「うん!直ぐに戻る!」

 

 暫くするとリーナがゼクスにかけよった。

 

 「ゼクス!直ぐに治します!」


 リーナが回復魔法でゼクスを治療しているとミアと前に会った衛兵とその他の数十名やって来る。

 

 「君達、盗賊達は中だね?」

 

 「はい」


 「その怪我をしてるのは青年は?さっきは見かけなかったけど?」


 その衛兵の言葉にフィレアが咄嗟に答えた。


 「、、、、、、この人は私達の仲間です、一緒にアカデミーに行きます」

 

 「、、、、、分かった、怪我が治ったらもう行きなさい、君たちや街の人のお金は返すようにするから教会で待っていてくれ、皆!中に入るぞ!」


 衛兵達が中に入るとゼクスがフィレアに言った。


 「良かったのか?俺は盗人だぜ?」


 「、、、、教会に行ってエリカちゃんに会ってあげてください、ゼクスさん」


 「、、、ああ」


 リーナが怪我を癒すと四人は教会へと向かう。、不意にゼクスがミアとフィレアに言った。


 「、、、、お前達、、、ありがとうな」


そして四人はエリカの元へ行った。

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