表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この世界を救えブライザー!変身ヒーローの異世界転生  作者: にんにん
第一章 この村を救え!ブライザー
48/425

親子の絆

 「やっと買い物やで!」


 今日は秘密基地の為の買い物の日です。


 「クレイ君、私達何で王都に入るの?」


 リムが首を傾げる


 「これが秘密基地の力やで」


 ウッルドの世界樹は行ったことある場所なら転移出来る凄い機能があるのだ


 「いつもながらあの秘密基地には驚かされるのじゃ」


 「確かにね」


 リムは秘密基地にあまり行かないので秘密基地の機能をあまり知らなかったが、ゲイルと葉美姫は完全に入り浸り、自分の部屋まで勝手に作っていた。クレイには事後承諾だった、ちなみに龍人族の葉美姫の護衛は勝手に住んでいた、これも事後承諾である。


 「もうリムも立派なWSSのメンバーやからな、自分の部屋作ってええで」


 「いいのクレイ君!」


 リムが嬉しそうに答える、クレイもリムだけ仲間はずれにはしないのである。


 「まあ、どうせみんな勝手に住み着いてるしな」


 秘密基地と言うかウッルドの世界樹はこの世界で最高の住環境が整ってある。なのでクレイが連れてくるとみんな勝手に住み着くのである。

 龍人族で感のいい人は薄々ここ、ウッルドじゃね、と思ってるが言ったら住めなくなりそうなので黙っているのだ。


 「まずはソファーかベットやな、とりあえずどこ行こうか」


 「わ、私はショッピングモールに行きたい」


 リムは王都に来るのは初めてなので、最近流行りのショッピングモールに行きたかった。


 「おおーあそこにはハンバーガーチェーンの本店があるのじゃ、妾もそこがいいのじゃ」


 葉美姫の目的はハンバーガーである。


 「僕もそこがいいな、王都に来ても商業地区には行けないからね」


 ゲイルが言う


 「ショッピングモールか、あそこに欲しいソファーはないしな」


 クレイが経営しているので商品把握をしていた。


 「ダメですか?」


 リムが涙目で訴える


 「卑怯やぞリム、そんな顔されたら嫌とは言えへんやん」


 「やったー!」


 リム大喜びである。ゲイルと葉美姫も嬉しそうである


 そして、ここはショッピングモール


 「わー、凄い人がいっぱいです」


 「ここが今王都1番の流行地か」


 「ハンバーガーなのじゃ」


 「どこ行くかな!先に飯にするか?」


 クレイが提案する


 「私はそれでいいですよ」


 「僕も構わないよ」


 「ハンバーガーなのじゃ」


 「わかった、じゃあサンド鳴門にいくか?」


 「おおー! ハンバーガーの美味い店なのじゃ」


 葉美姫のお気に入りである


 「あー知ってるよ、でもあそこ凄い行列じゃなかったけ」


 ゲイルは王都情報に敏感である


 「あわあわ、行ってみたかったお店です、お母さんに自慢出来ます」


 リムは都会に強い憧れを持っていた


 「行列か! まあ大丈夫やろ」


 クレイは気軽に言った、クレイはサンド鳴門の主人を自分の商会のバーガーチェーンのトップシェフとして迎え入れ、サンド鳴門本店の店長を任せている。サンド鳴門はハンバーガーチェーンとして2年で主要都市には出店し、今やこの国の最先端をいく店に成長させている。

 サンド鳴門本店は王都観光に絶対入る有名店で貴族ですら予約取れないほどである。行列は二時間待ちが当たり前である。

 しかしクレイは自分専用席を用意している。オーナー特権である。ちなみにカイエン公爵も王都に来る際その席を利用している。


 「わー凄い行列だね」


 「うむ、しかし美味ものを食べるためなのじゃ待つのじゃ」


 「大変だな」


 3人は待つ気満々であるが

 クレイが列を無視して入る


 「ちょっとクレイ君」


 リムが止めるが


 「はっ、オーナーいらっしゃいませ」


 「えっ!」


 驚くリム、従業員全員と店主が頭を下げる


 「ああ、今日は4人や」


 「はっこちらへどうぞ」


 席に案内される


 「えー!」


 リムは驚く事ばかりであった


 「はぇー、このお店カイエン公爵のお店なんだ!」


 「カイエン公爵はあなどれないじゃ」


 「軍事だけかと思ったけど商才もあるんだね」


 3人はカイエン公爵が経営してると思った。だけど


 「あん、違うでここは俺の店や、父上は何もしとらんよ」


 「えっ、そうなの?」


 リムはちょっと信じられない


 「そうなのじゃ? クレイは凄いのじゃ」


 素直に賞賛する葉美姫


 「えっでもハンバーガーチェーンってブライ財閥って商会が運営してなかったけ」


 疑問に思うゲイル


 「知ってるのじゃ、今凄まじい勢いで成長している商会なのじゃ、この国の経済の半分は支配していると言われる化け物商会なのじゃ」


 「私の父がブライ財閥で働いています。給料がガンガン上がる、ブライ財閥の会長は偉大な人って言ってました」


 「確か売り上げで50兆ルクス近くて、利益も1兆ルクスを超える怪物商会だって新聞に書いていたよ、そこの主要部門にハンバーガーチェーンがあったはずだけど」


 「何言ってんねん、ブライ財閥って俺の商会やぞ」


 クレイのひと言に3人は固まる


 「最近は好調やがまだまだやの、いいアイデアないかな」


 クレイは次何しようか考える


 「クレイ君って何者なんですか?」


 「本当なのじゃ、クレイは何者なのじゃ!」


 「なんかクレイと付き合っていると常識って言葉が分からなくなるよ」


 「なんやいきなり、お前らも金欲しいなら金稼がなあかんやろうが、だから俺は稼いでるんやで」


 そうクレイはただ金儲けをしているだけなのだ、規模が違うだけで


 「でもでも、なんでクレイ君いつもお金ないんですか? この商会長ならお金持ちなんじゃ?」


 リムが疑問を口にする

 クレイが真剣な顔で


 「実はな」


 「「「実は?」」」


 3人の息が合う


 「この商会を経営してるのが親にバレてな、母上が子供に大金は持たせられない言うて、月の小遣い1万ルクスなんや、くそ、なんでやねん」


 悔しそうなクレイに


 「「「アッハハ!」」」


 クレイのあまりにも子供らしい理由にギャップがあり過ぎて笑い出す3人、そこに


 「クレイなんで王都に居る?」


 そこにはオーガキングの処理のために王都にきていたカイエン公爵がいた

 クレイが今ベルーザに居るはずなのに、王都に居るのが不思議だった


 「ああ、父上久しぶりですね」


 クレイは何てことないように挨拶するのだった


 「ああ父上、こいつがゲイルで、この子が葉美姫、そんでこの子がリムです。」


 クレイはカイエン公爵の疑問を気にせず挨拶を続ける。


 「私はゲイル=ライ=ベルーザです。初めまして」


 ゲイルが挨拶する


 「お、おーベルーザ伯爵のところのか、カイエン=バート=カイエンだ。小さい頃あったんで久しぶりだな、アッハハ」


 どうやらゲイルと会ったことがあるカイエン公爵


 「久しいのじゃカイエン公爵」


 「これはヨウビキ様お久しぶりです。まさかこの様な場所で出会うとは思いませんでした。」


 「妾もじゃ」


 カイエン公爵と葉美姫は何回か会ったことがある


 「は、初めまして、私はクレイ君のクラスメイトのリムと申します」


 深々とお辞儀するリム


 「ふむ、私はクレイの父のカイエン=バート=カイエンだクレイが迷惑をかけてるね」


 優しく微笑むカイエン公爵


 「いえ」


 リムはテンパりながら、何とかそう声を出す


 「じゃ父上立ってるのも何だし座りましょう」


 「そうだな」


 「父上は何にします?」


 「ふむ私は、って違う! クレイお前なんで王都にいるのだ!」


 カイエン公爵は流されなかった


 「何故って買い物ですが」


 「ああ、成る程買い物か」


 「ええ」


 親子の会話である。仲睦まじい光景だ


 「って、そんなこと聞いておらんのだ、いつ王都にきたのか聞いてるんだ」


 「さっきですね」


 「さっきかお前はベルーザに居たのではないのか?」


 「ええそうですよ、ベルーザから来ましたからね」


 「ベルーザからここまで機馬を使っても1日はかかるぞ」


 「そうなんですか」


 「お前、学園をサボったのか」


 「真面目にやってますよ」


 「しかし今から帰ったら明日の授業には間に合わんだろ」


 「大丈夫ですよ、転移装置がありますから」


 「なんだ? 転移装置って」


 「行ったことあるならば一瞬で行ける装置です」


 「ふむ、それはどこにあるのだ」


 「秘密基地ですね」


 「ほう、でその秘密基地はどこにあるのだ?」


 「はっは父上、秘密基地なんですよ秘密です」


 「ダメだ、言いなさい」


 「嫌です」


 「リリアに言うぞ」


 そこでクレイは


 「父上卑怯です、僕から秘密基地を取り上げる気ですか」


 机を叩きカイエン公爵に言う


 「ええい、お前は何をするか分からんからな、いいから秘密基地とやらを見せなさい」


 「いーやーだー! 秘密基地がとーらーれーるー」


 クレイ渾身の駄々である


 「父上酷いよ、なんでなんで」


 クレイは駄々でなんとかしようと思う


 「ええい、駄々をこねるな!」


 カイエン公爵も困ってしまう、息子が何か隠し事をするたびに駄々で乗り切ろうとしているのは知っているのである


 「分かった、リリアには黙ってやるから私にだけ教えなさい」


 ピタッと止まるクレイ


 「本当ですか?」


 クレイはリリアにさえバレなければ何とかなると思った


 「ああ、父さんとクレイだけの男の約束だ」


 クレイは父親だけならいいかと思った


 「本当に母上に黙って下さいね」


 念を押す、これは絶対に守ってもらわなければいけないのだ。


 「分かった分かった、で秘密基地とやらはどこにあるのだ?」


 「とりあえず、食事にしましょう」


 そこには困った顔のウェイトレスがいた。


 ここはウッルドの世界樹


 「ここです父上」


 「はぁ」


 カイエン公爵はどうなってるか分からなかった、クレイが何か唱えた瞬間に世界樹の中に居たからだ。と言うか何故世界樹の中に居るんだ。こんなに大きな世界樹は見た事ない、いや1つだけ知っている、ここはまさか?


 「おいクレイ、ここはウッルドの世界樹ではないのか?」


 カイエン公爵はウッルド攻略者がクレイではないかと思ったが


 「ウッルド? 何でしたっけそれ」


 「クレイ君、ウッルドは八大迷宮の1つで最近攻略されたとこだよ」


 リムが説明する、その説明を受けて


 「違いますね、俺はウッルドに行った事ないですよ」


 カイエン公爵はそのあまりにも純粋で正直な可愛い我が子の目に嘘をついてるはずがないと思う。なんだかんだで親バカである


 「そうか」


 としか言えなかった。


 「まあ、秘密基地にもってこいなんでね、前の所有者からあげるって言われましたし」


 「そうか」


 「父上も使っても良いですけど、絶対母上にバレないで下さいね、取り上げられてしまいますからね」


 「そうだな」


 それには同感なカイエン公爵だった。


 「しかしこの施設を使えば王都まで一瞬か、便利だな、なんだ温泉まであるのか、なんだここの気温は快適過ぎる、なんだこの椅子は、あー癒される」


 カイエン公爵が暇な時はずっとここに居る事になるのであった。


 「あー天国だー」


 そしてカイエン公爵もクレイ達もウッルドの世界樹でマッタリし過ぎて、その後凄く怒られたのは言うまでもなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ