もうスグ夏休み
「あーもうスグ夏休みや」
「その前に期末テストがあるよクレイ君」
「あーもうスグ夏休みや」
「クレイ、その前にテストがある」
「あーもうスグ夏休みや」
「勉強するのじゃ」
ドサっ!
大量の教科書が目の前にあった
「ぐあー、なんや面倒くさい」
クレイは強敵と戦わなければいけなかった。
「もうクレイ君、ちゃんとしなきゃダメだよ」
リムがクレイを叱る
「あかんでリム、やる気出えへん」
「ほら、ちゃんとしてよ」
「そうなのじゃ、クレイはちゃんと勉強しなきゃダメなのじゃ」
「クレイ、留年したくないだろ」
今日はみんなで勉強会、みんなは成績優秀者なのでテストなんてヘッチャラさ
「なんやねん、神学って!」
クレイ意外はね、
クレイは転生者なので基礎学問などは正直簡単過ぎて困るぐらいだが、神学と呼ばれる学問だけは意味不明だった
「クレイ君、神学は魔法学との関連性も強いからクレイ君なら出来るよ」
ちなみに魔法学はクレイ自身、魔法を使いたくてめちゃくちゃ勉強したので1年生の範囲なら教科書など要らないぐらいには覚えている。だが神学は理解出来なかった。
「なんやねん、3連の月は日の世界を照らし5曜の日々に安寧と混沌をって、訳わからんは」
「ダメだよ諦めちゃ、そこは5曜ってのは5属性の事だよ、それを書けば正解だよ」
リムは必死にクレイに勉強を教える
「クレイ、神学なんて神々の関係性が分かればスグできるさ」
ゲイルが励ます
「しかしこちらの神学には龍神様の記述が無いのじゃ、不思議なのじゃ?」
葉美姫は龍人族の神学との違いに戸惑う
「確かに神学は種族によって違いが沢山あります。しかしその違いこそが神学の謎に近づくヒントじゃないかと思うんです」
リムが目を輝かせて語る、リムは考察する事が大好きでそれを語る事も大好きなのだ。
「それでですね、私の考えといたしましては」
リムの語りは終わらない、こうして時が過ぎていくのであった。
「よっしゃ、赤点なかった!」
どうやらクレイはテストを乗り切ったようである
「やっと夏休みか、みんなどうするんや」
「ふむ、妾は国に帰らなければいけないのだが、秘密基地の機能のおかげで自由にこっちには来れるのじゃ」
「私は家のお手伝いぐらいで、比較的暇ですね」
「僕もこれって用事はないかな、王都で貴族のパーティーに出るくらいかな」
「じゃあ、みんな強化合宿には出れるな」
「「「強化合宿?」」」
クレイの提案に3人が疑問に思う。
「せや、強化合宿するで、WSSのメンバーは世界を救う使命があるからな」
クレイは初めてWSSの目的を言う
「おー、それは凄いのじゃ」
葉美姫は乗り気だ
「そうなんだ」
ゲイルは壮大な事を言うとは思ったがクレイの強さならそれもアリかなっと思った
「ふぇー、クレイ君は立派なんですね」
リムは凄いなーと思う
「正直言うと、お前達をもっと鍛えなあかんと思ったんや、安心せい特訓プランは考えてある」
「「「えっ!」」」
「フッフッフッ、何、勉強の礼はせなあかんからな!フッフッフッ」
クレイはお礼が出来る人なのだ
「「「ああ!」」」
大変だな、と思う3人だった。
そして
「明日から夏季休暇に入る、遊んでばかりいたり、勉強を怠けたり、朝起きなかったり」
なぜかアイズはクレイの目の前でクラスに注意をしていく、しかしずっと目線がクレイに向いている
クレイは何故だと思う
「フラフラしたり、ともかく問題を起こすな、わかったな」
アイズはクレイにこれでもかと顔を近づけそう告げるのであった。
「とりあえず家に帰るか」
クレイは転移で帰ろうとするが
「待ちなさいクレイ」
エミリーが呼び止める
「なんや姉ちゃん、俺、今から家に帰るねん」
「知ってるわよ、私、お母様からあなたを連れて帰るように言われてるの」
「はあ、なんでやねん」
「あなたの学園生活を報告したらお母様がクーちゃんにお話がありますだってさ」
「はあー! なんでやねん」
「なんでやねんじゃないわよ! あなたが好き勝手するから私がどんなに恥ずかしい思いしたと思ってるのよ、絶対お母様に叱ってもらいますからね」
「姉ちゃん、卑怯やぞ」
「抵抗してもダメよ、さあ帰るわよ」
クレイは抵抗虚しく連れてかれた。彼の明日はどっちだ




