31:おもてなし其の二
ローレン氏が用意したデザートが目の前にやってきた。
水色で半透明な見た目のデザート。まるでゼリーのような見た目のデザート。
「ローレン!これってプルル?」
「そうです!そうです!プルルです!」
「源五郎!やったぁ!プルルだよ!」
馬車の中で聞いていた流行りのデザートを見て喜ぶアーチ少年。
「プルル食べれてアーチ良かったなぁ!」
(若い子はこういうインスタ映えしそうなデザートが好きじゃからなぁ。)
「それではいただきますぞ!」
(スプーンで食べる感じじゃな!水色の半透明な印象とは裏腹に味は甘い砂糖風の味のみ。
食感がぷるぷるしていて、それなのに口の中で溶け甘さが口の中に残る!面白いなぁ!!)
「源五郎!美味しいぃ!ぷるぷるしてて可愛いし、美味しいぃ!!」
アーチ少年は今にもジャンプしそうな勢いで喜んでいる。
「アーチ美味しいなぁ!!ローレン殿ありがとうございますぞ!」
「ローレンありがとう!!」
「お食事はこの辺にしましょう。他にもお礼をご用意しております。」
「そんな食事をご馳走していただいただけでも大満足じゃ!!」
「もう用意させていただきましたので、それでは。」
そう言うとスポーツをしていそうな黒髪の若い男が部屋に入ってきた。
「こちらの方はかの有名な怒涛の的中率!怒涛の的中率!何でも当ててしまう占い師アタル氏です。」
「はじめまして。アタルです。」
「お母さんとお父さんを探す旅をしているということで出会えるヒントになれば良いと思い呼んでいたんですよ。」
「ローレン!ありがとう!!嬉しい!」
「アーチ良かったなぁ!」
「それではアーチさん占ってもらってください。」
ローレン氏がそう言うとイケメンアタルはアーチの前に立ち、手に持っている水晶に呪文のようなものを唱え始めた。
〈タベタイナリナイタベター!タベタイナリナイタベター!〉
呪文を唱えると水晶が光った。
「おぉーこれは!!」
「もう分かったの?アタルすごーい!!!」
「占いの結果はこちらになります。」
〈陽の光が忘れ去られた場所。漏れる液体白く照らされ七色の光導かれる。〉
「これってどういう意味?」
「これはアーチさんのご両親に関して占った結果のポエムです。」
「どこにいるとか具体的な事は?」
「私の占いはこのようなポエムなのでそれを頼りにしてもらうしかないです。」
「そっかぁ。占ってもらいありがとう!」
「アーチよ!手がかりが全くない状況じゃからこの占い結果をヒントに探してみようぞ!」
「ローレンもありがとうね!」
「これでいち早く会える事を祈っております。せっかくですから源五郎さんも占ってもらってはいかがでしょうか。」
「それじゃあお言葉に甘えて占ってもらうとしよう。」




