32:おもてなし其の三
「源五郎さんは何を占いますか?」
(恋愛に関して占ってもらいたいが恥ずかしいからなぁー。)
「それでは今後について占って欲しいぞ!」
「わかりました。今後についてですね。」
イケメンアタルはそう言うと、また水晶にむかって呪文を唱え始めた。
〈タシカイナリナイカシター!タシカイナリナイカシター!〉
「おまたせしました。結果が出ました。」
〈闇が全てを埋め尽くすその時、幸運な色がおとずれる。〉
「おぉー!ありがとうございますぞ!幸運があらわれるのか良いことありそうじゃな!」
「それからこんな事は初めてなのですが、ポエムとは別にビジョンも見えまして。」
「どんなビジョンなんじゃ?」
「そのビジョンというのは源五郎さんが人を叩いたり、逆に幼い子供にお菓子やジュースをあげたりしている姿でした。」
「源五郎!人叩くの?」
驚きながらわしの事を見るアーチ少年。
「アーチよ!わしは人を叩いたりした事はないぞ。幼い子供との交流も無いなぁ。」
「占いをしていて初めての事ですので気にしなくてもいいかと思います。」
「そうだよね。源五郎は優しいから叩いたりしないよね。」
「そうじゃよ!アーチを困らせるような悪いやつは叩くかもしれないが、基本的には叩かないから安心していいぞ!!今まで叩いた事も無いしな。」
「それでは占いも済みましたので私はこの辺で。」
「アタル氏ありがとうございますぞ!」
「アタルありがとう!!」
ワシとアーチ少年が怒涛の的中率イケメンアタルにお礼を言うと颯爽と帰宅した。
「こちらのお礼もお二人に喜んでいただき嬉しいです。」
「心からお礼を申し上げますぞ。夜も遅くなってきましたのでそろそろわし達も。」
「そういえば宿は取っておりますか?もし取ってないのであればこのまま私の屋敷に泊まられてはいかがですか?部屋もたくさんありますし。」
「源五郎!このまま泊まろう!!」
「アーチが言うならローレン殿のお世話になるとしようぞ。」
「それでは執事に部屋を案内させます。ゆっくりお休みください。」
「ありがとうございますぞ!」
「ありがとう!ローレン!!」
次回更新は9月5日月曜日16時ですぞ!




