世界一周〜渓谷国家ガルダイト①〜
国々を回るのは、一つ一つ数話使って書こうと思ってます。
「そういえば、ガルダイトとはどのような国なのですか?」
アレフが俺に聞いてきた。
「アレフ、ガルダイトはヘルミヨ山脈を2つに分けるメナー大渓谷に作られたドワーフたちの王国だ。
おおよそ………三十万人の人口を誇り、鍛冶、陶芸、酒の醸造が得意で、腕っぷしの強い奴等も多い。」
「ふむふむ、なるほど。渓谷の中に作るとは……」
俺も最初に聞いた時は、とんでもない奴らだと思った。
「何より人間至上主義と対立している。話を聞いてくれれば、協力してくれるだろう。
ワイルドテイルとの関係も良好だし、上手くいくだろうな」
「遠い所から長旅ご苦労さまだ、真龍殿。儂が、このガルダイトの国王、スターディ・ガルダイアである。」
「はじめまして、反人間至上主義同盟『シークル・メイナ』の盟主、シルマと申します」
「ああ、よろしく頼む。敬語は不要だ、儂もなれておらなんだからな、ハッハッハ!!」
聞いていた通りの、豪快な御仁だ。
嘗て鉱山に住み着いたキングドラゴン三体をたった一人で討ち倒した『王竜殺しの英雄』。
種族間で対立していたドワーフを見事に統一した『ドワーフ界の武神』。
それが同一の人物、スターディ王である事は、世界中に知られているぐらい有名である。
「しかしてシルマよ、我が国に伝えたいこととはなんだ?」
「………実は。」
「うむ………邪神テュポーンが人間至上主義の総本山コレテ教の信仰対象であり、それを討つ準備をしていると。」
「その通り。そしてそれに………あなたがたガルダイトも協力してほしい」
「ふむ。なぜ儂等なのだ?」
「貴方方は、人間至上主義と対立し、何度も奴らと戦っている。その経験が1つ目の理由。
2つ目に、俺達の中には鍛冶が得意なやつがいない。邪神に対抗するための策の1つに、鍛冶が出来るやつが必要なんだ。
そしてなりよりも、仲間がほしい。もちろん質も大事だが、それと同じ様に、数も必要なんだ。俺はその為に、あらゆる手を尽くす!」
「ふ、ふふふ……ふはははは!!
いい、いいぞ!気に入った!よかろう!儂も奴らが気に食わんのでな、協力するとしよう!」
「………!そうか!ありがとう!」
「鍛冶が得意なやつがいると言っておったな?
儂にもその心当たりがいる。あやつの住んでおる所はここで、行き方はこれに書いておる。」
「何から何まですまねぇな、スターディ王。感謝するぜ!」
「シルマ様、戻られましたか。」
「おうディブモア!丁度いい。スターディ王からのいい返事がもらえた、鍛冶屋も心当たりがあったらしい、ついてこい!」
「ハッ、承知致しました。他の方は?」
「みんな長旅で疲れているだろうし、休ませておけ。そういや、お前は大丈夫か?」
「問題ありません、仮眠も取れましたので。」
それなら大丈夫そうだな。さてと、鍛冶屋は………
ここの一番下かよ。
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