<天使・大悪魔視点>今、動き出す時
<天使視点>
「邪神と戦うことを、決意したようですね」
「はい、魔物以外にも、人間や亜人の協力も得るようです」
天使の中でも最高位に当たる熾天使ラファエルにそう言ったのは、彼女の直属の部下であるラジエル。
「しかし魔物であることに変わりない。
多少なりとも観察するべきだと思うが」
「相変わらず真面目やね~ミカは。
もうちょっと嬉しいとかはないの?」
この二人は熾天使ミカエルとサンダルフォン。
真面目な者とおちゃらけた者だが、かなり仲が良く、交際もしている。
「あの忌々しき神を名乗る曲者に、一泡吹かせてくれると。ありがたい事だ。」
「うんうん。俺達が表に出るとかなり面倒なことになるが、彼らが前に出てくれるなら私達も動くことができるからな。」
熾天使ウリエルとガブリエルも快く思っている。
彼等もまた、邪神に反抗する勢力の一つなのだ。
「で、でも、一度あの人達に会わないといけない気がする………」
そう言葉を発したのは、最年少の熾天使であるメタトロン。
「メタ様の仰る通りかと。
私も気になっておりましたし、我々が戦力になる、いやそもそも、協力するとは思っていないようなので」
同意しているのはメタトロンの部下、ザドキエル。
「うーん、早めに行くべきかな?ミカの妹ちゃんのお礼がしたいしねー。」
「行動は早いほうがいい。早速決めよう。」
「熾天使とザドキでいいんじゃね?」
「いや、もう少しいてもいいと思うが……」
そんなこんなで、話がついて彼らの前に現れるのはまだ先の話となる。
<悪魔視点>
「え、ちょw
マモマモ引きずり込まれてんだけどwww
マジウケるwww」
「パワープレイすぎない?
これでも大悪魔の端くれなのに。………抜け駆けしやがって………妬ましい。羨ましい。」
この二人はそれぞれ怠惰と嫉妬を司る大悪魔、ベルフェゴールとレヴィアタン。彼女ら七大悪魔は普通バラバラなのだが、偶々集まっていたのである。
「ああ。マモン………おいたわしや。」
「まだ死んでないよ。というか生き返ってる様なもんだから。」
「そうよ〜。そんな事言ったらマモンが可哀想じゃない。」
「引っ付くんじゃねえよ!ぶん殴るぞコラァ!?」
憤怒の象徴サタン、暴食の象徴ベルゼブブ、色欲の象徴アスモデウス。天使と違い、殆どが気楽な性格をしているのだ。
「騒々しいぞ、お前達。静かに待つこともできんのか。」
そう言葉を発したのは、傲慢の象徴ルシファー。彼が悪魔達のリーダーである。
「バエルたちを見ろ。余裕の表情で、来る日を待っているぞ」
「余裕しかなくて草。
呼ばれるって確証を持ってるよね、うん。」
「そうねー♪早く呼ばれないか楽しみねー♪」
「浮かれすぎでしょ………私もちゃんと呼んでくれる人はいるけどね。」
「そうなんよねー。あーしとアスアスだけいない。大丈夫かなー?」
「きっと現れてくれるわよ〜。気長に待ちましょ。」
残る大罪スキルは、色欲と怠惰。又72柱も、48柱が残っている。
天使と、悪魔。相反していながら共に戦ったこともある2つの種が、遂に、物語に絡んでくるのであった………。
次回、新章開始!
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