かんなの戦い
そんな会話をしながらも、ネオナチスの軍勢を倒していく忍達。
かんなは詠唱しなければならないが、後のメンツは詠唱せずとも戦えるのだ。
まあ武器が形成されているので当然の帰結かもしれないが。
「しかし、数はほぼ互角か。連携は相手の方が上だな」
雷やら水流やらが飛び交う光景はまさに魔法使い同士の戦いといえるだろう。
銃弾のみならず、爆弾やタライまで飛び交っているので何かおかしいのだが。
もう飛び交っている物が可笑しい気がする状況で、
毒使いが忍に向かってやってくる。
「飛ばしていた物を見るに、毒使いか……さすがに面倒だな。相性が悪い」
そんな忍に敵方の毒使いへ立ちふさがったかんながいう。
「ここは私に任せて」
「ほう、忍の居るクラスで最強と呼ばれた魔法少女か。だが所詮模擬戦ばかりしていた人間」
「確かに私は忍に負けた。けど!ミラージュシューター!」
「その攻撃は既に調べが付いている」
「甘いわね。それは牽制よ。ミラージュオールレンジ!」
すると四方からビームが毒使いを襲おうとする。
「ベノムフィード!」
毒の結界が毒使いを守る。
「甘いな。私にはこの奥の手がある」
「でも、それは自分が毒を食らわないようにするなら連発はできないはず」
「それはお前のオールレンジ攻撃も同じことだろう。そしてお前は私に近づいて杖で殴ることもできん」
「そうね。近づいた瞬間、あなたは私を毒の結界で包む」
「まあ、私の毒は科学的に合成された物。周囲の硫黄とかを混ぜた物だから受けても助かるとは思うが」
「でも、戦線離脱する羽目になる。だから食らうわけにいかないのよ」
もっとも、といったのは毒使いだった。
「私がお前に近づかない道理はないがな」
そういって近づいてくる毒使いにかんなはいう。
「あなたが私に近づいたら、この戦いは終わるわね」
「ああ、お前の負けだ」
そして毒使いが近づくが、そこにビームが撃ち込まれる。
「な、全てのビームを私に撃っていたわけではなかったのか!」
「あなたの背面に撃ったビームはそのままあなたの頭上で滞留させていたのよ」
「そこでお前に私が近づけば、ちょうどいい位置にビームが打ち込めるというわけか」
そういいつつ、毒使いは地上に落ちていった。
「やったな、かんな」
「だけど、さすがに今ので魔力を使いきったわ。あの毒使い、名前は名乗らなかったけど強力だった」
「次は私に任せて」
そういった理香子が向かったのは、斧使いだった。
「ほう、私に槍で立ち向かってくるか。おもしろい!」




