賛否両論の少女
生きて帰ると約束した忍。そして十分が経ち、ついにネオナチスが現れた。
その魔法少女の数は大量であり、学園の生徒より少し少ないくらいだった。
「マジカルロッド、コネクション!」
生徒達がそういうと、正面に構えた杖から桃色の魔法陣が展開される。
当然その中には忍や理香子、頌子にかんな。そして美夢も居た。
「マジカルロッド、ゲートイン!」
すると彼らがそれぞれ魔法少女の衣装に包まれ、杖も形状変化する。
美夢の杖がモーニングスターに変わったのを見て、忍は突っ込む。
「杖は杖でも打撲用の杖なの!?」
「私は杖を振り回すほうが性に合っているの」
「だからその形状なんだろうが、さすがに魔法少女としてどうなのかな……」
すると頌子がこう突っ込む。
「いや、剣や槍も何かおかしい気がするけど」
「一応剣や槍で戦っている魔法少女は居たわよ?」
そんな理香子に忍は首をかしげる。
「ビームで戦うのは知っているが、なんだっけ?」
「あなた、まさかあの作品を知らないの?」
「あんな鬱なだけの作品、魔法少女物として認めたくないんだよ」
「まああなたはそういう作品苦手だからね。その割にはあの二匹目のドジョウ狙いのロボアニメは平気だったけど」
理香子の指摘に忍は返す。
「あれはまだ救いがあるからいいんだよ。あんなのが本当に救いなのか分からないよ……」
「たしかに、神様になっちゃった主人公を強引に堕天させるってのは賛否両論ありそうね」
「そんなのは二者択一のエロゲーくらいでいいんだよ」
すると理香子が突っ込む。
「何でエロゲーなんか知っているの?」
「お父さんがいっていただけだが、選ばなかったほうが消えるとかヤバいだろ」
「私もエロゲーっていうのは18禁なギャルゲーだってことしか知らないけど、まじめにヤバくない?」
「ああ、だから結構賛否両論が巻き起こったらしいぞ。さすがにエロシーンについては触れなかったが」
理香子は安堵しつつ忍に突っ込む。
「そりゃあなたが未成年だからね。触れれるわけないよ」
「そうでなくても、触れていたら母親に殴られていただろうぜ」
そんな忍に、理香子はあきれるように返した。
「それ、殴るだけで済むかしら……」
「どういうことだ?」
「私もそういうのはよく分からないけど、何となく殴られるだけで済む気がしなかったのよ」
「そういうものなんだね。まあ僕らの年齢でそういうのが詳細に分かっちゃいけなさそうなのは分かった」




