第二十五話:青晶の導きと、蠢く影
ご覧いただきありがとうございます!第25話になります。
幻想的かつ不気味な地下迷宮を進む葵と航平。
奥の広場でふたりを待ち受けていたのは、魔法を弾く青晶の装甲を纏った巨大ゴーレムたちでした!
ルヴァンの激闘を経て、より洗練された航平のガードと葵の鋭い分析力。
一段と強くなった二人の息の合った手際よい連携バトルを、ぜひお楽しみください!
青く光る鉱石が照らす地下迷宮の通路を、二人は警戒を怠らず奥へと進む。
地上とは異なり、静寂が支配する空間。だが、壁や床に刻まれた古代の魔導陣が、ここがただの遺跡ではないことを物語っていた。
「航平、気をつけて。この先の空間、すごく濃い魔力の気配がする……!」
「ああ。いつでも来い」
葵の【星糸の杖】が淡く発光し、前方の暗闇を照らし出す。
突き当たりの広間に足を踏み入れた瞬間、ガコンと重い音が響き、頭上の鉱石が一斉に禍々しい赤色へと変色した。
『侵入者を感知……排除シマス』
壁の浮き彫りだと思っていた石像が、ギギギと関節を鳴らして動き出す。
現れたのは、全身を 青い結晶の装甲で固めた三体の巨大な石像兵士だ。
「ゴーレム……!? でも、普通の岩じゃない。あの青い結晶、魔力を弾くタイプだよ!」
「魔法が効きにくいなら、俺が引きつけて隙を作る! 葵、核の位置を探ってくれ!」
「了解!」
航平が【月銀の誓盾】を構えて前に飛び出し、ゴーレムの振り下ろされた巨大な岩拳を受け止める。
ドォン! と激しい衝撃音が広間に響き渡るが、航平の足元は揺らがない。ルヴァンでの死線を越えたことで、彼の防御力と体捌きは一段と洗練されていた。
「はあぁっ!」
盾で攻撃を弾き返し、カウンターの衝撃波で一体の体勢を崩す航平。
その隙に葵は冷静に観察する。敵の防御が固くとも、必ず魔力を供給する『核』が存在するはずだ。
「見つけた! 右のゴーレムは胸の中央、左は頭の後ろ! 真ん中の奴は……背中だよ!」
「よし、一気に片付けるぞ!」
新たなダンジョンで出会った未知の強敵。
しかし、数々の試練を潜り抜けてきた二人に、もはや迷いはなかった。
第25話までお読みいただき、本当にありがとうございました!
新章初のバトルは、罠の発動から動き出した青晶ゴーレムとの戦い!
魔法が効きにくい難敵に対しても、慌てることなく冷静に核を見抜く葵と、圧倒的な頼もしさで敵の攻撃を受け止める航平。
ルヴァン編を越えて、二人の連携が一段とレベルアップしているのを感じていただけたら嬉しいです!
核を見切った二人は、この石像兵士たちをどう攻略していくのか——!?




