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『最強の盾と覚醒の聖女〜異世界で育んだ絆は永遠に〜』  作者: 凪塩 未来


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第十五話:重なる光と、打ち破る闇

ご覧いただきありがとうございます!第15話になります。


仮面の男が放つ圧倒的な夜霧の脅威を前に、極限まで高まる二人の絆。

航平の【月銀の誓盾】と葵の【星糸の杖】が共鳴し、これまでにない真の力が覚醒します!


遺跡編のクライマックスとなる、二人の怒涛の連携バトルと爽快な決着をぜひお楽しみください!

「ふはは! 異世界の番などと持て囃されて浮かれていたか? 貴様らの浅薄な絆など、この深遠なる黒霧の前には無力だ!」


仮面の男が杖を振りかざすと、黒結晶から溢れ出た濃厚な夜霧が巨大な蛇の形を成し、猛然と襲いかかってくる。


「くっ……! 【月銀の誓盾】!」


航平が前に出て盾を構える。

激しい衝撃が走り、足元がギギギと削れていく。

圧倒的な威圧感と重圧。

これまでの魔物とは根本的に違う「明確な悪意」が押し寄せていた。


「航平……っ!」


葵は息を飲み、背中に触れる航平の体温を感じた。

震えそうになる足を踏みしめ、【星糸の杖】を胸元で強く抱きしめる。


(怖い……。でも、航平が私を信じて前に立ってくれている。私だって、航平の力になりたい!)


二人の心拍が重なり合う。

その瞬間、二人が身につける『番の武具』がこれまでにないほど眩い光を放ち始めた。


金色の障壁が航平の盾から展開され、夜霧の蛇を完膚なきまでに弾き返す。

同時に葵の杖からは、いくつもの銀色の光輪が溢れ出し、薄暗い祭壇の間を昼間のように照らし出した。


「な……なに!? 霧が、我が『夜霧の芽』が浄化されてゆくだと……!?」


仮面の男が動揺して後退る。


「航平! 今なら届くよ!」


「ああ……行こう、葵!」


二人は同時に跳んだ。

航平が金色の気を纏わせた盾で男の防壁を破り、生まれたわずかな隙へ——葵の放つ純白の光線【星糸の閃光】が一直線に突き刺さる。


ドォンッ……!


凄まじい光の奔流が祭壇を包み込み、黒結晶は爆発的な音とともに粉々に砕け散った。


「馬鹿な……この私が、異世界の小僧どもに……っ!」


男は吐血しながら黒い煙となって姿を消し、後には静寂だけが残された。


湧き出ていた夜霧が嘘のように消え去り、澄んだ空気が満ちる。


「……勝ったんだね、航平」


「ああ。葵の光があったからだ」


互いに支え合いながら息を整え、二人は見つめ合って柔らかく微笑んだ。

世界の謎と、立ちはだかる敵の存在。

けれど、この二人の絆がある限り、どんな闇も払っていける——確かな手応えとともに、二人は遺跡をあとにした。

第15話までお読みいただき、本当にありがとうございました!


仮面の男との激闘を制し、見事『黒結晶』を打ち砕いた葵と航平!

お互いを深く想い合う心で『番の武具』の真の力を覚醒させ、見事な連携で勝利を掴み取る熱いクライマックスを描くことができました。

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