表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コムチャン森の住人たち  作者: ぱめ
63/68

おまわりさんとキャーちゃん

「あれっ?」

 おまわりさんは目を覚ました。

「ここは……どこだりお?」

 かわいこぶってみたが、誰もいなかった。


 辺りは明るく、自分のいる場所がよく見えた。

 巨大な鳥の巣のような中におまわりさんは寝かされていた。お腹には優しく毛布が掛けてあった。


 地響きのような声が上のほうからした。

 見上げると、三ツ目に口の避けた巨大な怪獣が自分を見下ろしている。

 有名な怪獣だった。おまわりさんもその名を知っていた。

 世界を破壊し尽くす凶悪な大怪獣キャーちゃんだ。


 キャーちゃんは優しい声で言った。

「目覚めたのね? 巣の居心地はどう?」


 おまわりさんには「ウギャー、ドギャ? ズノノノノノ、ドゥアー!?」と聞こえた。


「食べないで」

 おまわりさんは涙を浮かべ、哀願した。

「ぼきを食べないで」


 キャーちゃんはにっこり微笑むと、言った。

「食べたりするわけないでしょ、バカね、かわいい子!」


 おまわりさんには「ズァベベベベ、ダワワワリリリァ、バガガガガ、グァワイィィィグォ!」と聞こえた。


「もう……だめぴょ……食わりる……」

 おまわりさんは目を回し、倒れると同時におしっこを漏らした。


「あなたはあたしのもの」

 キャーちゃんはうっとりとした3つの目をして言い、優しい手つきでお漏らしの処理をした。

「もう離さないわ。死ぬまでちゃんと面倒を見てあげる」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ