ひょひはん
ひょひはんは美少女である。
そう言わないと殺されるからだ。
彼女は普通の1.5倍身長がある。
体重はヒミツ☆
握力は地球を潰す。
「こむちゃーん」
ひょひはんは隣の部屋でマンガを読んでいるこむを呼んだ。
こむは答えた。
「なんだや、ブス」
背骨を折られた。
ひょひはんは笑顔で言った。
「ちょっとお醤油買ってきてー」
こむは答えた。
「嫌だっつってんだろオバハン」
月まで飛ばされた。
月面に頭から突き刺さってるのを無理矢理引っこ抜かれ、立たされると、買い物袋と財布を持たされた。
「それじゃお願いね」
森のスーパーは歩いて15分。
天気がいいから薄暗い森の小径をこむが歩いていると、木の陰から悪いやつが現れた。
おまわりさんだ。
「ひひひ。よー、こむ。どこ行くや?」
「おー、ぴんだないか。ブスのお使いで醤油買いに行くんだわや」
「そのお財布、もらっちゃうよー」
ぴんはおまわりさんなので財布を横領した。
「やめれ。ぼくがブスに殺されてもいいのか」
「ぷりょぷりょ」
「かわいこぶっても許さん」
「ぷりょぷりょ」
「そのお金があればアイスがいくつ買えると思っている?」
「ぷりょぷりょ……んー、10個ぐらい?」
「そこまでは買えん。8個だ」
「わーい。そりじゃ、買いに行こう」
「4つずつ、半分こだぞ?」
「こりはぷりょの事故だね」
「そう。ひょひはんは不慮の事故に遭ったのだ」
天気がいいのに森は太陽を隠されたように暗い。
森の高い木々の上からゴジラのようなひょひはんが二匹を見下ろしていた。




