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ここ最近は狩猟祭のことで、エレノアが屋敷に来ることが当たり前のようになっていた。屋敷で過ごす私にとっては、お客様が来ることはいつもの日々が、特別な日に変わる出来事なので、いつ来るのかとても楽しみにしていた。
「ケイティ。こんにちは。」
ふわりとした優しい笑顔を向けて私に挨拶をしてくれたのは、やはりヒロインのエレノアだった。
「こんにちは。エレノア。」
「今日も魔法の練習をしていたの?」
「はい!姉様や兄様のように上手に魔法を使いたくて…。」
「ふふ。本当に偉いわ。私も負けないようにもっと勉強しよう。」
エレノアが魔法を磨いたら、オズウェルと上手くいくから、ぜひ頑張ってほしいな。エレノアとオズウェルが国を導いて、そして兄様と姉様が剣として国を護る…想像しただけでかっこいいもの。
「姉様と狩猟祭のお話に来たんですか?」
「そう…なんだけど…。ほら、オズウェル様とレジーナが…。私はアーノルド様に言われてケイティの様子を見に来たの。あの2人が落ち着いたら、女神と付き人の衣装を探しに行くつもりなんだけど、ケイティも来ない?」
「え!行きたいです!!」
美少女2人の衣装選びとか楽しいでしょ!!色んな服着て欲しい…。オズウェルとレジーナがここ最近、会う度に手合わせしてるのとかどうでもいいくらいに、早く衣装選びへ行きたい。
「やった!ケイティの意見も聞きたかったから、衣装選びに着いてきてくれて嬉しい。それじゃあ、レジーナを止めに行こう。」
エレノアに手を引かれ、私たちは訓練場へと向かったのだった。衣装選びの時間を減らさないためにも、早く2人を止めなくては!




