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思いつくままに……エッセイ集  作者: 冬忍 金銀花


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ep.593 漢字を読み解く限界……これぞ独学の限界/誤字の世界が……堪らない


2026年1月8日


●声が枯れる……喉が枯れる


 こんなHPじゃ俺が先に枯れそうだ。


 誤字と誤用から始まった捻くれたスイカズラは、人として枯れている。


 皆さまは「スイカズラは人として枯れている」という表現をどう受け止められるのか、これこそ「誤用だ!」と騒がれませんようにお願いしたい。



 声が枯れる/喉が枯れるを訂正すれば、声が嗄れる/喉が涸れると書く。しかし、喉が枯れる・涸れると言う用法は誤用だと思う。喉に潤いがなくなるから喉が涸れるのだというのも変だろう。「嗄れる」は「しわがれる」とも読むから。


 で、解説に窮したら文章に「。」付けて強制終了とすればいい。「しわがれる」の先が窮したんだからね。



●人は似た用法で誤用を犯す


 「喉が枯れる」とは、それこそ「声が嗄れる」から用いたような誤用から使われ出しものだろう。口に関する漢字に「口偏」が付かないのだから誤字となる。




●儂はまだまだ枯れてはおらぬぞ


 時代劇の台詞を思い出した、早乙女主水之介がチャンバラの始まる前に言い放った言葉だが、これぞ……大いなる漢字の、「枯れる」という感じから、印象から誤用を引き起こしたものだろう。



 「儂はまだまだ枯れてはおらぬぞ」言うニュアンスから意味を汲み取れば「まだまだ儂は若い、だからお前らのような下っ端な者に儂は倒されないぞ」と聞き取れる会話だ。


 「スイカズラは人として枯れている」を打ち消すような言い方が間違いである。


 「芸が枯れる」という表現がある。これは人としての技量や技術が深みを増していくさまを言う。成長し成熟していき、芸人としてより味わい深くなること、だ。


 早乙女主水之介はチャンバラが始まっても刀は抜かない、懐から扇子を取りだして賊をいなした。まだまだ芸達者なことを表現したかったという演出だ。


 ここまで解説したのだ、「儂はまだまだ枯れてはおらぬぞ」を改めて考えて欲しい。



 スイカズラは何モノ……1970年の高橋英樹の役回りを、旗本退屈男をしっかりと覚えている、奇怪しい。だから面白いとも言う。



 男がヨボヨボの老人になれば……身体の水分が無くなって張りが無くなることを枯れるという。これは本当だろうか、AIの解説を読んでみたい。で、回答は脱水症状かい、アイディアが枯れたらAIに依存するとか、邪道に走れば先はないぞ。老衰をも枯れると言うのか?



●枯死と枯れるの狭間……枯れ葉


 枯死は完全に死んだ状態を言い、枯れるは植物が萎れたような意味だ。まだ水気が残っている状態を言うんだろう。雨が降らずに萎れたシャクナゲは水を与えれば生き返る。では、「枯れ葉」はどうなんだろうね、生き返る事は「絶対にあり得ない」のに、枯れ葉という。


 人間だ、感情のある生き物だから、口当たりのいい表現を探し出す。口当たりのいいは誤用だが、綺麗に響く表現方法を考え出すのか、人の哀れさにも心を痛めて「枯れ葉」を「枯れた何々……」と表現して言う。


 どうか、スイカズラに「い」だけは付けないで欲しいと願い、今日は終わる。


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