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思いつくままに……エッセイ集  作者: 冬忍 金銀花
168/478

ep.168 新説……五月蝿は当て字ではなくて脱字だった?

 今日は一段と捻くれていますぞ。ep.169と前後するがこちらを先に投稿っと。


2024年09月20日


 謎めいた漢字……五月蝿い


 喧しいを調べている途中で「如五月蠅(さばえな)」という漢字を見つけた。これが五月蝿いの語源か、理解出来たぞ。若しくは樋口一葉は誤字を書いた……とか?


 樋口一葉の云々はともかく、歴史の中で「如五月蠅(さばえな)」からある日突然に「如」が抜け落ちたもの。当時は写本と言って全てが手書きで写しとっていたから、誤字脱字は当り前だった。何故に? 若い文官さんの仕事が写本から始まったからだね。


 

 晝に飛ぶ如五月蠅(さばえな)が煩い、どうして沸き(あが)るのだ! ( 晝=昼)


 沸き(あが)如五月蠅(さばえな)が煩い、そうだ、五月蝿い、と書いてしまえ!


 如が蛇足だった可能性も否定は出来ない。だが最初の漢字が「如五月蠅(さばえな)」だったらどうよ。


 よって、五月蝿いは当て字ではなくて……脱字だった。でも、ま~当て字には違いが無さそう……。


 最後はごとき……を考えた。


 沸き(あが)る如五月蠅が煩い、そうだ、如五月蝿うるさい、と書いてしまえ! 如という漢字は何を意味している? 如何にも……の如だったら? 如何にも五月蠅が煩い、何にもが脱字の写本だったらと考えれば?


 最後は暗中模索の「如き」で終わりを告げよう。


 牛のウンチに沸き騰る如き五月蠅が煩い……続く。


 牛車の時代だ、道の真ん中には糞が落ちていよう。これに沸き(あが)五月蝿(さばえな)は牛車に取り付いて、それらが自分にまで飛んで来るから煩くて敵わないのだよ。


 事実、五月になって増える、牛に付く「刺蠅(さしばえ)」は人にも取り付いて刺してくれるからね、それはアブと同じなんだな。刺されたら……痛いよ~。


 当時は今以上に暑かった、肌の露出も変わらないんじゃないかな。


 最後は誰も知らない事を教えるね、吸血昆虫の刺蠅(さしばえ)家蠅いえばえとは姿形は似ていても違うから。でもね、牛や馬を横縞模様にしてみたら~あら不思議、蠅が寄りつかないわ~……。

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