ep.168 新説……五月蝿は当て字ではなくて脱字だった?
今日は一段と捻くれていますぞ。ep.169と前後するがこちらを先に投稿っと。
2024年09月20日
謎めいた漢字……五月蝿い
喧しいを調べている途中で「如五月蠅」という漢字を見つけた。これが五月蝿いの語源か、理解出来たぞ。若しくは樋口一葉は誤字を書いた……とか?
樋口一葉の云々はともかく、歴史の中で「如五月蠅」からある日突然に「如」が抜け落ちたもの。当時は写本と言って全てが手書きで写しとっていたから、誤字脱字は当り前だった。何故に? 若い文官さんの仕事が写本から始まったからだね。
晝に飛ぶ如五月蠅が煩い、どうして沸き騰るのだ! ( 晝=昼)
沸き騰る如五月蠅が煩い、そうだ、五月蝿い、と書いてしまえ!
如が蛇足だった可能性も否定は出来ない。だが最初の漢字が「如五月蠅」だったらどうよ。
よって、五月蝿いは当て字ではなくて……脱字だった。でも、ま~当て字には違いが無さそう……。
最後は如き……を考えた。
沸き騰る如五月蠅が煩い、そうだ、如五月蝿い、と書いてしまえ! 如という漢字は何を意味している? 如何にも……の如だったら? 如何にも五月蠅が煩い、何にもが脱字の写本だったらと考えれば?
最後は暗中模索の「如き」で終わりを告げよう。
牛のウンチに沸き騰る如き五月蠅が煩い……続く。
牛車の時代だ、道の真ん中には糞が落ちていよう。これに沸き騰る五月蝿は牛車に取り付いて、それらが自分にまで飛んで来るから煩くて敵わないのだよ。
事実、五月になって増える、牛に付く「刺蠅」は人にも取り付いて刺してくれるからね、それは虻と同じなんだな。刺されたら……痛いよ~。
当時は今以上に暑かった、肌の露出も変わらないんじゃないかな。
最後は誰も知らない事を教えるね、吸血昆虫の刺蠅は家蠅とは姿形は似ていても違うから。でもね、牛や馬を横縞模様にしてみたら~あら不思議、蠅が寄りつかないわ~……。




