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やっぱり人と仲良くなるにはまず積極的に話に行くことが大切だよな。
休み時間になる度にこちらから沢山話しかけてみよう。ごめんな前野、いつもはお前の席に駆けつけてる俺だが、今回ばかりは俺の今後の学校生活に関わってくるんだ、だからお前のところには行けない、わかってくれ。
「で?なんでお前俺の席にまた来てるわけ?」
「は、なんだし。別に話しかけようと心の準備してたらその間に園崎くんのイツメンが集まってきて園崎くんを先取りされて、話しかける勇気なくなって結局いつもどおりに前野のところに来たとかではないし。なめんなよまじで。」
「朝のHRの時に話してる先生の目を盗んでまでして俺に、今日はそちらへは行きません。の視線を送ってきといて結果これかよ。」
「ワイ将、園崎氏イツメン陽キャの圧倒的オーラに手も足も出ず完全敗北。ここまでの流れに題名を付けるとするならばこれやな。」
「黙れよ。敗北者が将なんておこがましい。」
「前野くん怖い。キレすぎ。」
はい。やっと来ました、あと1分程で2限終了します。俺はこの授業中ずっと園崎くんに話しかけるシュミレーションを行っていました。その為、次の休み時間で俺が園崎くんと話せる確率は1那由多パーセントだ。イツメン達が来ようとも関係ないオレが先に話しかけたことを主張してみせる。完璧でもはや失敗例が想像つかない。
あと、5,4,3,2、、鳴った!
「起立、気をつけ、礼。」
「あの、園崎くん!」
号令が終わるや否や園崎くんに話しかける。話しかけるのが速すぎたが故にお互い着席出来ていない程だ。
急に話しかけられたことに驚いたのか、話しかけられるスピードに驚いたのか、園崎くんは切れ長の目をまん丸にしてあんぐりとしていて、そこで俺は自分がこんなにも必死になって園崎くんに話しかけようとしている事に、なんだかすごく恥ずかしさを覚えると同時に、話しかける事ばかりで、話題を考えてなかったことに気が付いた。
「話しかけてくれるまでの速度えぐいね。どうしたの?」
人柄の良さそうな笑顔を浮かべながら、でもって俺のせいで立ちっぱに、なってたから着席しながら、園崎くんが応えてくれる。
そんな中、話題を考えていなかった、成功確率1那由多パーセント大バカ野郎オレは大変焦っていた。
「あ、えっと、その。」
さっきからまともな言葉を紡げていない。自分からあんなに必死になって話しかけておいて吃るとか普通にやばい奴だから、とりあえず何か話題をつくらないと。
「あのーご趣味は?」
「あははっ急に見合い始まった。
そうですねぇ、サスペンス系のドラマとか映画とかよく見ますかね。」
は、何だよ園崎良いやつかよ、ノリいいかよ。
俺の計画性がないせいでご趣味はとか意味わからんこと聞いたのに対応させて来てくれるのかよ!
今日も授業中ずっと強い視線を感じたし、1限終わりの休み時間もかなり目が合ったから、正直ちょっと気まずかったし、君のことを怖がってしまっていたよ、ごめん。君はこんなにもいいやつなのに、今のところやべーのは全然俺の方なのに。
ありがとう、園崎くん、君の対応能力に俺も食いついてみせる!
「そうなんだ!サスペンス系か、、あ俺こないだ牛たちの沈黙みたよ。」
「ガチか、結構なところいくね。あれ最後セリフが、、、、、」
「え!そうなの、まじで!」
「そう、だからあのシーンは結構考察されてんだよね。」
やばいくそ楽しい。俺が人と会話が途切れずにここまで話せることなんて、そうないのに。
園崎くん何者?
イケメンで声も良くて目もきれいで話までうまいとか、これまでどう人生を歩んできたの?
どんな腎性を歩めば、君みたいな素晴らしい人になれるんだ。
「あ、3限まであと3分だ。佐々木、教科書とか大丈夫?ロッカーに入ってるとかない?」
「うん、大丈夫。机の中入ってる。」
「俺も机に入ってるから、まだいけるな。チャイムぎりぎりまで話そーぜ。」
えメロ、笑顔眩し、歯並び良、歯ホワイトニングしてる?白すぎだろ。
視線の理由を探る為にコンタクトをとった筈なのに普通に仲良くなってる、目的を見失っている。
だってめっちゃ良いやつなんだもん、この視線以外は、ただのくそイケメンのまじ良いやつなんだもん。
ここまで完璧だと、謎の視線も目がでか過ぎるせいで眼力が人より強くなっちゃってた説が浮上してきてるよ。てかその説で確定なんじゃね?
もういいや、こんな馬鹿げたことはやめよう。目が合ったのも日々、俺の寝癖が酷いから目に止まっただけかもしれない。
園崎くんと話していたら、チャイムがなってそこで会話は終了した。前を向いて、授業を受ける。
いつもどおり強い視線を感じるけど気のせいだと自分に落とし込めた。
次回攻め視点入ります。




