霜柱立つ日まで〜青潟大学附属シリーズ中学編〜
中学三年六月・修学旅行終了後から三月・卒業式までの日々。羽飛貴史の物語。幼馴染で誰よりも近い存在の清坂美里、入学以来親友づきあいしてきた立村上総、三人の関係は確固とした信頼で形作られていたはずだった。修学旅行後に少しずつほころび出した立村との不協和音、小学時代から抱えていたらしい美里の心の傷、クラスメートたちから求められる「本来あるべき場所」への誘い。元気に目一杯楽しく過ごしてきた中学時代終盤に突如起きた友情の嵐に貴史は頭を抱える羽目になる。立村上総視点「寒明け前」で起きた物語の貴史視点バージョンになります。自サイトに同内容をアップし、「バブー」さんにDLできるよう預けてあります。