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我が子設定  作者: 窮奇
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麓雅

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麓雅 - ロクガ -

苗字は不明

年齢も不明ではあるが約170年前に勃発した大戦争で戦死している事は証明済み。

身長は187cmという長身であり、現体重は0kg。

生前は78kg前後だと思われる。

BMIも同じく22.5前後と推測される。

戦場では”魔王”と呼ばれた狂人だったらしい。

己では気付いていないが、穢れなき戦闘狂。

敵の兵士の首をへし折り、そのままもぎ取った事も多々あるらしい。

だが別に血を好んでいる訳ではなく、ただ”戦う”という行為に興奮しているだけであり、死体を見ても何も変化はない。

主に体術を武器としているが、剣術、射撃の腕は軍の中でもトップ。

嫌いな物は不味い物で、大抵何でも食していた。

好物は甘味で、戦時中敵と戦っているときも呑気にキャラメルを食べていたとか。

色素の薄い灰色…というより、白髪に近い髪色で、肩甲骨の中間まで伸びている。

髪先は少々うねっているものの、ほぼストレート。

前髪は鼻先まで伸びていた。

左目は黄金色、右目は鮮やかな赤色のオッドアイをもつ。

切れ目で威圧的なその双眸はまるで獣の様と、あまり好印象ではない。

生前は(本人は気付いていないが)他人を寄せ付けないような雰囲気を漂わせていた

亡霊と化した今は「ふっへーい」など言って非常にフレンドリーだ

生前は「月- ムーン -」という組織に佇んでおり、部下からは”軍長”と言われていた。だが実際の階級は大佐。

信頼性は案外厚く、一部の戦闘員からは尊敬の眼差しを受けていたとか。

だが、一部からは心底嫌われており、嫌がらせを受けることも多々あった。



-幼少期-


当本人の両親は不明。

彼はとある日突然目覚め、何故か横倒れていた迷路のような裏路地を彷徨った。

家族もいなければ親戚の記憶もない。

あるのは植えつけられた自分の記憶のみ。

やっと大通りに出られたと思ったら、薄汚れたボロボロの容姿に周囲の人々は”捨て子”と言う。

彼は石を投げられ、避けられ、夜道では暴力を振るわれた。

”感情がない”といっても過言ではない程、彼は笑わず、泣かなかった。

言葉も知らない、今自分が何処にいるのかも分からないまま途方にくれるだけ。

とある日、謎の連続誘拐事件で彼も襲われた。

闇に溶けるような黒ずくめの集団は彼を囲み、気絶させ、連れ去る。

彼が次に目を覚ましたのは戦場だった。

目の前にあるのは一人の少年の残酷な姿。

下半身は無く、鼻を突く様な悪臭は空気に溶け込んでいた

突如聞こえた爆発音に地を駆け巡る大きな震動、それに伴って聞こえたのは重なった悲鳴。その後、血に塗れた何台もの戦車がゆっくりと、まるで安全を確認したかのように前進していった。…そう、誘拐された人達は地雷を確かめるための道具にされていたのだ。それは実に残酷で生々しい。…だがそんな中、目覚めたばかりの彼の口元には、【笑み】が浮かべられていた。…それはまるで、己の家を見つけたような、そんな雰囲気だった。

…彼は立ち上がり、走った。地雷が埋められているであろう草木の無い大地を。

彼の片手には、何故か刃毀れた短剣が握られていた。

…目の前にはライフルを持った中年の男性、彼は銃口を向けられているというのに満面の笑みを浮かべていた。…男性は戦慄を覚える、小さな少年に。無邪気に駆け寄ってくる此処ならどこにでもいる薄汚れた少年に。引き金に掛けられた指は震えていた。…そして次の瞬間、"グサリ"と、生々しい音が彼の耳を劈いた。

高く跳躍した彼は男性の心臓の位置を即座に捉え、一突きしたのだ。

後ろに倒れる男性兵。それに伴い、少年は既に息絶えた彼の上に馬乗りになった

…そして、彼は片手に握った短剣を高く掲げ、振り下ろした。

再び響く肉が避ける音。そして赤黒い血が飛び散り、その一部が少年の頬に当たり、タラリと流れた。その血を指で救う少年、そして彼はその血を他の指にも広げ、口角を上げた。…この時、少年は初めて"快楽"という物の存在を知った。



-死に方-


とある日、本部が総攻撃され戦争が勃発した。

それは思いのほか激戦と化し、【月】は窮地に追い詰められた。

死者、負傷者は日に日に増え、食料に衣服、包帯なども底を突きそうだった

敵は同盟を組み、此方の戦闘員が減少していくにつれて敵の戦闘員は増えていく

組織内の雰囲気も悪く、居心地も悪い。ので、心の底から休息を取ることは不可能といっても過言ではなかった。少しでも気を抜けば敵は敷地内に攻め込んでくる。

逃げ場の無い窮屈な世界に思わず舌打ちを鳴らした。

…と、そんな時、ドカァンッ!!と大きな音が轟く

そしてその一瞬後の大きな震動が彼等を襲う

天井からパラパラと剥がれ落ちた小さな壁の一部が降り掛かってきた

一箇所に集まった彼等は男女関わらず互いの身を守ろうとする

…そんな中、麓雅のみが立ち上がり、その確かな足取りで人を飛び避けながら外へと向かった。その時、一人の女性が声を荒げた。

「外は危険です!!今行けばいくらあなたでも…っ!!!」

その女性は小さな子供を庇い、目に涙を溜めて麓雅にそう告げた

「……俺は軍長だ。部下が戦える時は指示し、部下が戦えない時は少しでも長く盾になり、部下を支え守るのが任務。……それに俺は此処で生き延びた所で行き場は無い。」彼は帽子についた土砂を叩き落とし、深く被った。

彼の武器は残り150発のマシンガンとスピンコックライフル。そして腰に差した銀の刀身の長剣一本のみ。

目の前に立ちはだかるのは何万人もの敵。それは俺の”抹殺対象”

子供だろうが女だろうが全員ぶっ殺す。

彼は地を抉り、地を駆けた。

誰の物か分からない血液が宙に舞い、己に付着する。

地を蹴り宙に浮く。残り僅かな銃弾を撒き散らし、剣を振り回す。

城に向かう敵の頭を素手で潰し、蹴りを食らわす。


全身全霊だった。

最後の最後まで。

何度も、何度も何度も何度も何度も限界を超えた。

”魔王”と呼ばれた。

目の前が真っ暗になった。

身体をたくさんの何かが貫いた。

痛みは感じない。

血に塗れた、誰の物か分からない。

沢山殺した。

沢山笑った。



…とても、疲れた―――――――――






―――――



大抵"さん"をつける礼儀正しい人物。

人の上を浮遊するのが好きで、成仏を拒絶する。

普段は白いワイシャツに黒いズボン、という非常にラフな格好。

自分では霊力と言っている不思議な力でマネキンを動かしたりして遊ぶのが好き。


声のイメージは立花慎之介さんです

主にオリキャラチャット、戦闘チャットに浮遊しています。

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