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楓ちゃん夫婦のお祝い編

今日は楓ちゃん夫婦がお祝いに来てくれます。

私と鷹くんは散らかった部屋を掃除しています。


「お姉さま~~!!吾子様を見せていただきに参上いたしましたわ!!」


「ありがとう。楓ちゃん、友くん。見てくれる。鷹雪で~~す。よろしくね。」


「まぁ~~!!何て可愛いのかしら!お姉さま、抱いても宜しいですか?」


「抱いてあげて!良かったら友くんも。」


「鷹雪様ですか。楓と申します。宜しくお願い致しますわ。わぁ~~!可愛い手ですこと!ねえ、友親さま!」


「可愛いものだ。それにしても鷹明が父になるとは驚きだ。」


「友くんそうでしょう!鷹くんは良いパパなのよ。ねえ、パパ!」


「???(パパ?)」


「お姉さま。パパって何ですの?」


「パパとは鷹くんのことよ。」


「そうですの。では鷹明様はパパ様ですか。ではお姉さまのことは?」


「私のこと?私はママよ。」


「ママ様ですか。友親さま、パパ様、ママ様って言うそうですわよ。」


「??・・・何故、パパとかママとか言うのだ?鷹明。」


「・・・・・そう言うことになった。」


「友親さま。宜しいではありませんか。お姉さまの月の言葉でございましょう。」


「・・・・・(月の言葉なのか。どうりで俺たちは分からぬのだな。)」


「鷹明、凛殿はあれからどうなったのだ?直ぐに生まれたのか?」


「いいや。あれからが大変だった。手を握れだとか腰をさすれとか凛が言って。ずっとだぞ。」


「手を握れ?腰をさすれ?何だそれは。」


「凛が出産するときに俺は傍に付いていたんだ。それも鷹雪が生まれるまで。本当に大変だったぞ。」


「俺はわけが分からん。凛殿。鷹明が言っている事はどのような事なんですか?」


「あのね、『立会い出産』の事よ。私が鷹雪を生むときに鷹くんも一緒に傍に付いてもらって生んだの。ねえ、パパ!」


「・・・・お姉さま。その出産って月の世界のお産なのですか?」


「そう。立会い出産って良いものよ~~。楓ちゃんが出産するとき立会い出産を友くんにしてもらえば良いわ。」


「鷹明。その立会い出産っていうものは良かったのか?」


「ああ!感激したぞ!何故、この世界になかったのか不思議だ。」


「・・・・・・そんなに感激するものなのか。」


「そうよ。友くんも経験すれば分かるわ。だって、旦那さんの目の前で生まれるんだもの。それだけ愛おしさも倍増よ。」


「・・・・・目の前で生まれるとは・・・」


「友親さま。私の時は是非、立会い出産なるのもでお願い致しますわ。」


「・・・・(俺にできるか?鷹明も凄いことを経験したのだな。)」


「楓ちゃん・・・・もしかして出来たの?」


「いいえ。まだですのよ。本当に早く吾子が欲しいのですが、こればっかりは。」


「友くんのアレが弱いの?少ないの?」


「・・・・(真っ赤)」(友親)


「・・・・凛。友親にそのようなことを言うのではない!」


「だって~~!そう思うじゃない。ねえ、楓ちゃん。」


「・・・・さあ~~。分かりませんわ。」


「一度、みてもら・・・・この世界にはそのようなお医者さんはいないわよね。」


「エッ!凛殿の世界にはそのような事も分かる医師がおられるのですか?」


「いるよ。子供が出来たかどうか見てもらう産科。女性の病気を見てもらうのは婦人科。それと体の中を見てもらうのは内科。手術する場合は外科っていうように各専門のお医者さんがいるの。」


「凄いですのね。お姉さまの月の世界は!では、手術するってどのような事ですの?」


「外科ね。それは体とか頭の中、即ち脳の中の悪いものを切って取り出すの。そして縫って治るってことよ。」


「・・・・・・・・・体とか頭?を切るのですか?痛くはないのですか?死ぬようなことは?」


「大丈夫よ。麻酔があるから。」


「麻酔?」


「楓ちゃん。これを説明するには時間がかかるから今度、ゆっくり教えてあげる。」


「・・・・凛殿。俺には何の話しか分かりません。」


「友くん。その話しはまた今度ね。」


楓ちゃんに私の世界の病院の話しをしたんだけど、これは失敗だったわ。

楓ちゃんは何でも知りたがり屋さんってことを忘れていたわよ。


「凛殿。初めに男児殿で良かったですね。これで鷹明の跡目は安泰です。」


「友くん。女の子でなくて悪かったわね。友くんは女の子を期待してたんでしょう?」


「そ、そのようなことはありません!」


「いいのよ。次は女の子を生むつもりだから。ねえ、パパ」


「・・・(女児だったら危ない!友親には。)」


楓ちゃん夫婦は長い時間、鷹雪と私たちと一緒にいました。

友くんは帰り際に鷹くんに何か話していたけど・・・・

そして帰って行かれました。今日は楽しかった。私のストレスも発散できたし。


「友親さま。鷹雪様はとても可愛い方でしたわね。それにお姉さまも鷹明様も嬉しそうなお顔をされていましたわね。私も早く吾子が欲しくなりましたわ。友親さま!今晩からでも頑張りましょう!」


楓は鷹雪殿のお祝いに行ってから吾子の話しばかりする。

確かに、鷹雪殿は可愛らしい。だが、鷹明が凛殿の月の世界の立会い出産をしたというではないか!

俺は出来ない!目の前、目の前で吾子が生まれてくるなんて・・・・・

楓は立会い出産が良いと言うし。俺はどうしたら良いのだ?

楓が「今晩から頑張りましょう」って?あの楓がそんな事を言うなんて!

凛殿の影響。恐るべし!

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