『怪奇屋』最終依頼レポート其の伍
『怪奇屋』依頼レポート其の伍
依頼者:王族
相談内容:封印された魔族と復活した魔王の討伐
報酬:手配待ち
詳細
依頼の区切りがなかったため長期間に起こったことをまとめて『怪奇屋』最後のレポートとして残す。
ゴーストプリズムからの襲撃を受け、そのうちの1人、レイを味方に引き入れ、王族から魔族に関する書物を閲覧させてもらった結果、ゴーストプリズムのボスが魔王バラスオキラであることが判明した。
そこで王族から封印された魔族の討伐を依頼され、無事討伐、その魔族から獲得した魔石を使ってスキルが進化した。新たなスキル[呪の支配者]は[退魔呪詛]の効果に加え、相手の呪系統のスキルや魔法の情報を得て、無条件に奪うことが出来る代物。
それを獲得した直後、魔王自らが宣戦布告に来て翌日に戦うことになり、レイと2人で向かい、万が一の際にシアにギルドに報告に行ってもらうことにした。
戦闘の詳細は省くが、結果、バラスオキラは討伐、私たち3人の魂はすべて私の体に入り、私は魂の維持が困難な状態に、レイも魂が衰弱状態、シアはレイの魂が目覚めれば消滅してしまう状態になってしまった。
私は転生時にあった神様に魂を保護され、霊体としてスキルを渡され地上に戻ってきた。そのスキルを使って人間の肉体を作成し、レイの魂を定着させた。これによって私の体には妖怪であるシアが、人造の老化しない肉体にはレイが、私は霊体として存在することで全員が不老の力を得た。
バラスオキラが消滅したことで今後『怪奇屋』に持ち込まれるような依頼は激減するだろうということで閉店、カレンには次の仕事が見つかるまでの支援ということで報酬の中から1年は遊んで暮らしてもおつりが出るくらいの金額を渡すつもりだ。
レイとシアはホムンクルスの研究をして、私にも肉体をくれると意気込んでいる。万が一魔王のようなものがまた現れた時のためにも鍛錬も積まないといけない。今後現れるものが[呪の支配者]で対応できるものとは限らないのだから。
締まらない感じではあるけれど『怪奇屋』最後のレポートはこれで終わりにする。
代筆 レイ




