↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/11

この世界について

本章では、あなたが現在位置している世界について、

分類・構造・運営機関の一部を必要最小限のみ記載する。

情報過多による心理不安定化を避けるため、詳細の開示は制限されている。


※注:詳細な文明史・生態学的相違・文化体系は「深度2資料」に記載。

本ファイルは深度1対応版である。


■ 1. 世界分類と「A群」について

現在確認されている既知宇宙の構造は、観測座標群(セクター群)に基づき“群”として分類されている。

あなたが元いた世界(地球)は、この体系において「A群(Sector-A)」に該当する。

A群は物理的・論理的制約の密度が高く、超常的現象が原則として観測されない領域である。


迷入が確認された本世界は、GIAの分類上において「Rag‑Kralt群(ラグ=クラルト群)」またはそれに近似する非公開セクターに属する。

この世界では以下のような現象が“自然現象”として容認・発生**している:


・タラシア干渉(Tarasiah Influence)

・メル連接伝達(Mher-linked Projection)

・魂位構築工学(Animastruct Engineering)

・時間層撹乱現象(Layered Chrono-aberration)

・階未収束事象(Undesignated-Class Incidents)


これらの存在は、あなたが元いた世界の科学的常識とは相容れない。

そのため、本章の内容はあくまで「最低限の適応のための知識」として記載されている。


■ 2. この世界の文明水準と環境変数

この世界の技術・文化の発展段階は、A群のそれよりも総合的に高い水準にある。

ただし、技術発展の方向性は一様ではなく、以下のような多軸的進化を遂げている。


・科学技術(例:イクタ粒子圧縮器、全律環境下エネルギー転送)

・魔術体系(例:詠唱補助脊柱、封式昇華環)

・精神操作技術(例:感覚隔層投影、記憶周波浄化)

・霊的・呪術的応用(例:位相符咒構造体、死後痕跡律動変換)


このため、あなたが遭遇する建造物・生物・現象のいずれもが、視覚・感覚上の違和感をもたらす可能性がある。

これらは異常ではなく、“こちらの標準”であることに留意すること。


■ 3. GIAの立ち位置

本世界は国家・文化圏ごとに分かれているが、それらを超えて存在する超国家的組織が存在する。

それが、GIA(Global Incident Alliance/グローバル・インシデント・アライアンス)である。


GIAは、以下の原則に基づき行動する:


・すべての“異常”を記録・管理すること

・秩序の維持を最優先とすること

・干渉は最小限に、記録は最大限に


GIAは特定の国家・宗教・文化体系に属さず、

記録されたものだけが“存在した”とされる世界において、その中核を担っている。


なお、A群における警察、CIA、FBI、国際調査機関などの役割が、

この世界においてはすべてGIAによって統括・吸収・再定義されている。

そのため、あなたが遭遇するいかなる調査・処理・尋問も、

原則としてGIAの権限下において正当な手続きと見なされる。


あなたが今、こうして記録されているという事実そのものが、

この世界における“存在の証明”となる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。