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システム

 ほんの僅かな時間で弟くんが戻ってきた。


「分かったよ。エグゼ王国の呪術師モーリスだね」


「は、早いね?」


「高ランクの呪術師自体が少ないし、周辺国って分かっているなら更に絞り込めるよ。でも……3年前に死んだ事になっているから普通には探せないね」


 死んでる? そんなはずは無い。生きているから呪術は発動する。呪術を解く方法の代表的な物は術者を倒す事だし。


「居場所は多分、お城だね。お姉ちゃん、呪いを上書きしちゃって」


「名前の部分を変えちゃうくらいなら出来そうかな」


 光魔法で魔法陣を浮き出させて、杖の先でサッと名前を書き換えた。


「モーリスがモーリスを呪うってどうなるのかな?」


「レベルが上じゃないと解除出来ないなら、本人には無理だね。このヒル貰うね」


「どうするの? 近くに寄らないと使えないよ?」


「まあ、任せておいてよ。それよりも問題なのはエグゼ王国がここを敵視していたって事だよ」


 そうだよね……王妃を呪うなんて酷すぎる。なぜそんな事をするんだろう?


「モッチさん、心当たりはありませんか?」


「2つあるわ……1つはウチがエグゼ王国の属国になるのを拒否した事。もう1つは王妃サスティナ様がギルド『ワールドファースト』への加入を断った事ね」


「むむ!? それは両方ヤバい! 勇者は私に辞めないと殺すって言う様な人ですよ」


 これ本格的に危ないよ〜〜 どうなっちゃうんだろ?


「エグゼ王は勇者としての体裁があるから侵略はしないわ。だから裏から手を回しているのね。こちらがキレて仕掛ければ思うツボよ」


「お姉ちゃん、僕達は僕達にしか出来ない事をしよう。まずは採掘だよ」


「採掘は趣味でやる事だよ? もっとドカーンとブチかまちゃおうよ!!」


 弟くんが言うには採掘師にレベルを全振りしてレアな鉱石を採掘出来る鉱山を探す。この鉱石を使ってみんなの装備を整える。いい装備で他国の暴れているモンスターを倒して援助しながらレベルを上げる。他国との友好も深まる。

 更に国内の内政を頑張って防御体制を整える。


「う〜〜ん、気が遠くなってきた」


「鉱山さえ見つかれば、お姉ちゃんは今まで通りでいいよ」


 それならいいや! 新しい鉱石も掘ってみたいしね!


「シュン君って言ったわね。かなりの秀才みたいだけど、誰から学んだの? 年齢と考え方が合ってない感じね?」


「全て本から学びました。独学ですね。お姉ちゃんも同じですよ」


 うんうん! 嘘では無いよ。問題はその本をどうやって入手したかだけどね。弟くんが本を読んでいるのは見た事ないけどさ!


 ん? 本?? 


 呪いの本……何か上手い具合に間にあったよね……


 ジトリ…………絶対に怪しい!


「モッチお姉さん、サスティナ様は特別なジョブなの?」


 弟くん、何か上手く話題を変えたよね。間違いない!


「特別と言うより特化の方が合っているわ。錬成師というジョブだったのよ。でも、全く錬成はやってないわ」


「私もインゴットを作る時に錬成工程はやってますよ」


 鉱物から不純物を取り除く工程で、鍛治と錬金術を複合して使っているんだよね。


「個々の才能を最大限に活かさないと対抗出来ませんよ?」


「シュン君の言う通りね。サスティナ様を説得してみるわ」


 オールラウンダーも良いけど、何かに特化するのも面白そうだね。


 じゃあ、採掘師特化から始めてみよう!!



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