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一万人の転移  作者: 藤村 次郎
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シン歴3年

 お見合い大作戦から3年が経つ。次々と赤ちゃんが産まれた。

季節は初夏。サーヤとカンジの間にも女の子が産まれた。名前を「ユキジ」と名付けられた。

ユキジはすくすくと育ち、シン歴5年にはやんちゃな4歳の女の子に育った。しかも魔法が少し使える。


 サーヤとカンジは王領地で畑と田んぼを生業として生活も順調だった。

シン王は、土魔法の熟度も上がり、多くの田畑を作り、多くの家の基礎や壁、道路の整備、治水などに力を注いだ。建国の年には、冬に向かって土壁茅葺の家を立ち並べたが、それは、寝室、台所、居間の本当に小さな家だった。しかし今は、レンガ造りと瓦で屋根が葺かれている。


 「サナエさん、シン王国は良い感じで発展しているね。ここで産まれた子供たちの中には、若干魔法を使えるものが出ている。やはりこの星の特性かな。」

「そうですね。ヨハンと言う子と、カンナ、ユキジって子もいますね。」


 干渉は良くないと思いながら、アルファの資質を持ったものを監視していたが、幸いにも該当者は結婚することがなく、子孫を繋ぐことがなかった。それに、顕在化しそうなものを事前にシンが押さえていたことが功を奏したか。まあ、ポチたちがその先鋒になって活動していたのは、誰も知らないけどね。


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