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一万人の転移  作者: 藤村 次郎
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体術の奨励と道場の開設

 戦いに身を投じてきた者たちが持つ闘気をどうするか?。戦いが無いとなると、そのエネルギーの発散が問題になる。ここは、騎士たちが無手で戦う術を持っているようなので、術の体系化を含め習練する場を設けてはどうだろうか?。マサムネに相談すると、それは良案だと頷いてくれた。


 まず、体術なるものを見てみることにした。

「各隊から、体術の心得のあるものを選出して、戦わせてみましょうか。」とマサムネ。

親衛隊と各隊から1名が選出され、それぞれ型を披露した。そして、親衛隊のハヤシとその部下で、模擬戦をおこなった。日本での空手によく似ているが、柔道も入っている。そして、親衛隊の棒術も模擬戦として披露された。


 今日の本部議題は、“体術の奨励と道場の開設”となった。

各隊に道場を開設させた。それぞれ、ムルベ流、オルバ流、エルンギ流、マサカツ流、ブルグ流、ササキ流が発足した。交流試合などを交え、切磋琢磨しながら精進してゆくことになる。

後の、武闘大会への第一歩となったが、もちろん、闘気をうまく昇華できたわけである。


本部で、パソコンを使って計画を浚っていると。

「こんにちは。」

本部に、アマルガが訪ねてきた。

「あのー。ギターが欲しいのですが、キーに調達をお願いできませんか? 」

OKを出した。野暮な理由は聞かない。地球で言えば反抗期の始まりのような少女なのだから。

今度、キーが来た時に呼ぶことで、帰っていただいた。なぜに敬語なのかな?。



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