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一万人の転移  作者: 藤村 次郎
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衣食住の計画

 今は春。シン歴 元年1月30日(転移の日を1月1日として新たな暦をスタートした。)

作物が育って、収穫ができる目途が見えてきた。

家畜になりそうな動物にも子供がぞくぞくと産まれそうだ。楽しみだ。


 稲を植えていたと思われる区画が東の方に広がっていた。100M四方で、飛び地であったりするが、およそ数十区画はありそうだ。稲が芽吹いているので、うまく移植すれば1面で5000Kgほどが収穫できるだろうか?。50区画で250トン。12000人で割ると、およそ20Kgか!!。とても足りないな。麦と米が半々でほしいので、500区画はほしい。

まず、米と麦をそれぞれ250区画耕そう。

肉をどうするかだ。魚を取るには網とか釣竿、釣り針などが必要だ。

牛や豚、鶏に似たものが居るとしても、繁殖して肉になるには2,3年はかかるだろうな。

とりあえず、小動物の狩りや、魚類で賄うか。


 本部に集まって、今後の食糧計画について話し合いを持った。

兵糧隊がまとめた、食糧自給計画を皆に説明する。

「当初、持ち込んだ食糧は、後5か月でなくなる見込みである。」

「それまでには、年が越せるよう食糧を得たい。知恵を出し合おう。」

「食糧に応じた体制に人員を再構成してはどうだろうか?。例えば、穀物隊、野菜隊、家畜隊、果物隊、狩猟隊、魚介隊など。」

「道、水利などを整備する土木隊、家や家具などを扱う大工隊、排泄物やごみなどの処理として衛生隊、病気や怪我のための救護隊。など」


「確かに、戦争は無くなったのだから、今度は生き抜くための体制にすべきと思う。皆の意見を聞いて案の作成を誰かに頼みたい。誰が良いかな? 」とシン。

「兵糧隊と救援隊から、適正なものを3人選んで、そのものに案を作らせましょう。」とユキ姫。


 一反(1000M2)で、だいたい420Kgくらい。精米をすると1割ほど減るので、白米では約380Kgくらいの収穫量。一人当たりのお米の年間消費量は約64Kgなので、一反からは、おおよそ5~6人が1年間に食べるお米が収穫できることになる。12000人となると約2400000M2、 2・4Km2が必要になる。

牛は、骨と皮が100Kgほどで、あとは肉と内臓、油などで食料になる。すなわち、体重が800キログラムの牛からとれる食料はおよそ700Kgかな。豚も同様で、体重90Kgの豚からは、80Kgぐらいが食料になる。

 一人あたり年間 10Kgの牛肉と 15Kgの豚肉を食べたとすると、牛一頭は約70人分の牛肉に、豚一頭は約5人分の豚肉になる。すなわち、年間、牛 約200頭 豚 約2400頭を消費する。蛋白源としては魚や鳥などを充てて、一人当たり50Kgが供給目標である。

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