第1話「桃姫と呼ばないで」
最初に言うんだけど。
おまけで書けばよかった...。
2話からが本編だよ。。
【前日:学校内】
(「俺は、桃川 蒼姫!明遼高校に通う2年生だ!」)
「・・・・・・・」
(という、よくありそうな自己紹介をしておく。誰にやってるんだとは思うのだが)
教室で机に顔を引っ付けながら、冷んやりとした気持ち良さを感じる少年。
肩下まである長い黒髪をうなじのあたりに赤い紐で束ねている。
髪を束ねる紐をほどき、目を大きく開かせれば、肌が綺麗で美人な女に見えないこともない(らしい?)。
少年は考える。
この非現実なことなど何もない世界を。
人を襲う化け物もいなければ、他世界からの侵略者が来ない世界を。
使えば、人々の生活が便利になる魔法も出ない、この世界を。
まあ、まとめるとだ。
ザ・普通の世界。
ラノベや漫画のようなファンタジー設定のない、今のことだ。
そんなある日、非現実が普通を壊す時。
世界を救う主人公が現れる。
主人公とは何か?
もちろん、その物語の中心人物を指すのだが、俺が問いているのは、どんな人がなり、どんな能力を持っているかだ。
まあ、優しいなど、いい性格なのは当たり前だ。
そして、物凄い能力を持っているのが当たり前だ。
その能力には、どんなのがあるか?
例えば、桃姫を亀王から何度も助けだしてる配管工のあの方は...。
やべぇ・・・ジャンプしかしてねぇ。
いや、アイテム取ると火とか氷とかだしてんじゃん!
...いや、アイテムのおかげか!※個人の意見です。
てか、死んでも蘇るじゃん!死んでも蘇るって化け物みてぇだけどな!※個人の意見です。
アイツやっぱジャンプするしか出来ない脳なし...!?
※究極的にキャラの意見です。
例えが悪かったが、とにかくだ!
この世界に非現実なことが起きたら主人公は力が覚醒し、拐われた姫を助け魔王を倒す。
そんな感じが、王道でありそうな展開だろう。
それに俺が選ばれ......。
「・・・なんてな」
夢や妄想みたいなことは忘れ、現実を見よう。
今は休み時間。
残り5分で授業が始まる。
そんな妄想の世界より、今は......。
「はやく帰りてぇなあ」
目の前の席に座る明智 光という友人に話しかける。
「なんだぁ?桃姫様は、授業サボろうとか考えてるん?」
その話し声を聞き周りの男子生徒が数名近づく。
「そりゃねぇっすわ、姫〜」
「桃姫様はワルですなぁ」
桃姫、姫。これは俺のことを指してるわけだが。
別に俺はどこかの姫じゃないし、まず女じゃない。
俺の名前。”桃”川 蒼”姫”。
最初と最後の漢字をとって名付けたのもあるが、外見が女っぽくもあるため、そんなあだ名のようなものが名付けられた。
俺はこのあだ名を気に入っていない。むしろ、女扱いされているようで嫌だ。
だから、いつものようにツッコむことにした。
「俺を桃姫って呼ぶんじゃねぇ!!」
非現実なことは起きないと思っていた。
だから、この時。
俺は、友人と喋り。
退屈な時間を潰すことにした。
次の日、自分の人生が大きく変わることを、まだ俺は、知らなかった。
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カツン、カツンと足音が響く。
そして、運命は動き出す。
【2日前:神殿内】
黒いフードを被った怪しそうな人たちが【神殿】と呼ぶ、教会のような場所に集まる。
その中心には、周りと違う藍色を基調としたローブのフードからチラリと綺麗な白い髪が見える小柄の少女がいた。
「使者様、ご無事で...」
「何故、【魔王候補の護衛】なんかを。それで、何かあったら.....」
周りからは心配の声が上がる。
何人か心配する人たちの手を取って、こう答える。
「私は”女神様”の祝福を常に受けているのですよ。大丈夫です。心配しないで下さい」
少女は、周りにそう笑顔を見せる。
心配する声と同じぐらいこんな意見が上がる。
「あんな女神様を崇めもしない者共、ほっとけばよいのですよ」
「そうですよ!女神様の祝福あってこその生命なのですよ!!」
「それに貴方様は、女神様のお声ですし、お力も授かっています。我々にとっては、女神様と言っても過言ではないのですよ!!」
そんな言葉にも少女は顔色を変えず笑顔で。
「しかし、もし【魔王】が復活したら悲しみが増え、苦しむ者も増えるでしょう。そんな姿は、私も女神様も見たくはないのです。それにこれから、【魔王候補】として”彼”は辛い思いをするはずです。そんな人を放っては置けません。ですから私は、日本に行きます」
そう言って少女は、神殿から外に出た.....。
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【2日前:アルヴェイガ城城内】
そこは中世のヨーロッパの城を思わずにはいられない。
それは、”要塞”という言葉がよく合う城だった。
まず、山の頂上にそびえ立つため、登るのは大変だろう。
敵の襲来をいちはやく発見するべく設置された塔。
そして、何重にもある堅固な城壁。
城壁には、城門までの道を狙う砲台がある。
そんな城の中には、やはり”騎士”がいる。
白銀の鎧は日光を反射し、煌びやかに輝いている。
約80人ほどの騎士が壇上の2人にひれ伏す。
壇上には、白い髭を生やしたガタイの良い50代前半の銀髪の男性と金髪の高校生ぐらいの少年がいた。
もちろん、少年が着ているのは学校の制服ではなく、鎧だ。
「魔王復活だけは阻止しろ。いいな?」
と、言葉に威厳を感じる白髪の男性。
「分かっていますよ。それだけはさせない。守ってみせます」
少年は爽やかに、そう答える。
「.....よろしい」
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【前日:新潟県/屋敷内】
古風な屋敷。
周りには屋敷に合った木々が植えられている。
小さな池には、鯉が泳いでいる。
そんな屋敷の中。
着物を着た40代ぐらいの黒髪の凜とした男性とその男性にどこか面影を感じさせる少女が向かい合うように正座する。
「謙信」
そう男性が言うと、後ろの棚に飾られていた刀を少女に渡す。
「ありがとうございます」
少女が答える。
その言葉には、刀の重みとは別の重みを含めていた。
そして。
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【5日前:???】
「では、行きましょうか」
妖艶な笑みを浮かべる男。
「平界の魔王候補を、お迎えするために...ふ、ふふ」
その男の背後には数人の影。
男は、手に持っている資料を見る。
「”モモカワ ソウキ”くん」
口から言葉が漏れる。
男は目の前の”門”をくぐるため、歩き出す。
そして、男は門をくぐりながら、独り言を呟く。
「さあ。ワタシと遊びましょう」
不気味な笑みを浮かべて。
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【当日】
物語はここから、始まる。
主人公の物語が。
お腹が痛いです。こんにちは。
ただ、ただ、長い文章書いただけですね。
2話から頑張るんで、応援お願いします。
感想、質問、是非下さい。
2話は明後日、3月7日でよろしくお願いします。
あと、8時に投稿するって言ったのに9時に投稿してすいません。
よし、謝った。逃げろ!!怒られる!




