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金木元康、コンビニで働くフリーター。
俺は数年前の事を最近よく夢で見るのだ。
よく洗いざらい見直したほうがいい。
旧友の言葉。のちに彼は心不全で死亡した。
数年前、俺は名前の思い出せない少女と下校していた。
彼女とは仲がいいわけではなかったが、その日はなぜか同じ道で帰った。
ふと、彼女はいうのだ。
「金木、わたし––––」
その後に続いた言葉を、思い出せない。しかしそれを数年前は覚えていて、それを彼に話していた。
すると彼は手を当て抱え込み、そのまま俺に先ほどの言葉を残して走り去る。
それが、最後の言葉だったとは、俺はその時は思っていなかった。
そんな事をなぜ今思い出したのか、俺はわからない。分からないがどうしてか今、俺は数年前の旧友の言葉を今実践しようとしている。
最近、よく誰かに見られている気がするから。
彼女の家は、未だ誰も住まず、ただ静かにそびえ立っていた。




