穴があったら突っ込みたい
ノンレム睡眠に入った所で呼び出しを食らったので寝起きが悪かった。が、思念伝達でエマちゃんからガンガンコールが入る。
「あー、応答しなくてごめん。寝てた。」
「ふざけんな!こっちは働いてるんだぞ!」
エマちゃんに怒られた。
「わかったわかった。今から行く。どこ?」
「41.40338, 2.17403」
「は?なにそれ。」
「座標だよ!わざわざ女神座標に変換してやってるんだからわかれよ!お前のお得意のバニシングでイメージすれば着くだろ?早く来い!」
女神座標が何か分からんが、俺はせっかくだからやっとこさ作った土壁テントごと転移しようと思った。
「41.40338, 2.17403バニシング」
一瞬で当該座標まで転移できた。しかし、高さをイメージしていなかったので1000mはあるだろう上空に転移してしまった。ヤバい!死んでしまう!俺は必死に柱に捕まり叫んだ。
「1cmtan1°バニシング!」
やれやれ。座標を使う場合は安易に使うべきではないな。
「おお、さすがだね。一瞬でたどり着いた。」
エマちゃんが呑気に近づいて来た。上空の一悶着を知らないらしい。
「ところでこの汚らしい造形物はなんだ。」
「いや、必死になって作ったテントだよ。上空で空中分解するところだったよ。」
「まあ経緯はわからんが、目的のものがあったよ。」
そう言い、エマちゃんは暗闇の中を指差した。
「??なんにも見えないけど?」
「人に聞く前にサーチング使ってみろよ。」
そりゃそうだ。だが、言い方にトゲがあるな。
サーチングしたところ、「次元の穴」と出てきた。地面から高さ50cmくらいの所にあり、周囲は岩も木々も無い更地だった。穴に吸い込まれたのだろう。マサユキが吸引力を発揮させていた時は、近くを通った魔物が吸い込まれたことも容易に想像できた。大きさは半径1m程度の楕円だろうか。表面温度は周囲より多少低く、微弱な空気の流れを感じる。穴に向かって空気が吸い込まれている形だ。
「さてさて、穴は見つかって、これを塞げばミッションコンプリートなわけだが、ただ塞ぐのももったいない。今後の取引のためにも残しておきたい。とりあえず岩で囲み、穴を隠そう。」
俺は近くの岩をバニシングで積み重ね、自然な形で仕上げた。
「しかしサーチングレベルでは穴の真相を明らかにできない。どう調べれば良いか。ここを密輸の拠点にしたいが・・」
俺が一人考えているとエマちゃんが口を開いた。
「お前、中に入って見てくれば良いじゃないか。」
酷なことを言う。黙っているとエマちゃんがたたみかけてきた。
「だって、わらわが万が一吸い込まれてしまったら、向こうの世界の化外になっちゃうじゃないか。お前なら元の鞘に戻るだけだろ?」
ぐうの音もでない。論破されてしまった。
「わかったよ。中に入って見てくる。その代わり、死ぬかもしれないから、最後に一発ヤラせてくれないか?」
ヤラせろって自然に口から出てしまった。俺も立派なセックス依存症だ。しかもこの世界には不同意性交罪などというものはない。
「魔族の王たるわらわと性交したいだと!?お前正気か?」
「ああ、エマちゃんかわいいと思っている。ちゃんとホテルも作ったぞ。」
俺は土壁テントを叩いた。
「このわらわを前にして、その態度。勇気はたたえよう。」
「それにこれから上質な肉が手に入るぞ。ホ別豚肉で手を打とう。」
大久保公園でも使えない雑な打診だと我ながら感じたが、エマちゃんはゴクリと喉を鳴らした。
「交渉は、、成立だ。」
「じゃテントで・・」
魔族も長命だからアソコの具合はよいはずだ。しかし、この巨乳、堪能しないわけには行かない。光放つ様な色白で、余計に興奮した。が、乳があるのに乳首がついていなかつた。令和コンプラなのか?しかし揉んだり舐めたりすると気持ちいいようだ。エマちゃんの目がトロンとしている。右手は中指の先でアソコをなぞった。思った通りだ。ヒダもクリもポルチオもある。手マンを続けているとエマちゃんもオーガズムを感じている。ディープキスもした。これはヤバかった。魔族の唾液にはエクスタシー系の麻薬でも混ざってるのではないかと思えるほど脳がぶっ飛んだ。
「じゃあ入れるね。」
膣の中もそうだった。粘液と粘液が混ざり合い、MDMAのような化学物質がチ◯ポに絡みつく。こんなの一分も持たない。
「エマちゃん、ダメだ!イクイク!!」
「ダメ!口の中に出して!」
俺は必死に膣からチ◯ポを抜き、エマちゃんの口の中に出した。エマちゃんは美味そうにゴクゴクと精液を飲み干した。
「あー、おいしかった。肉棒も食べちゃいたいくらい。」
エマちゃんの感想を聞いてゾッとした。フェラチオをさせなくてよかったと思った。すごい賢者モードだ。今の俺のレベルは凄いことになっているだろう。しかし「魔王とセックスする」ということを考えもしなかったマサユキの目は本当に節穴だったんだな。少し優越感を感じた。
「おそらく向こうの世界に行ってしまったら、念話も通じない。俺が戻ってこなかったら、ルカには適当に誤魔化しといてくれ。逃げたとか、死んだとか。あと、上質な化外はこの場所になるたけ転送するようにするから、定期的に見回って欲しい。」
「わかった。この場所はルカには内緒で見張るようにする。」
「じゃ行ってくる。」
穴は案外長かった。身をかがめながら進む。途中からエマちゃんの念話が届かなくなった。亜空間に入ったのだろうか。しばらく歩いていくと突き当たりにぶつかった。いや、瓦礫が崩れて塞がれていた。瓦礫をかき分けていくと光が差してきた。やった、出口だ!瓦礫をはずし上を見上げたら、まばゆい光と共に見覚えのある脚とパンティが目に入った。
「ちょ、なんであんたがこっから出てくるのよ!」
俺は穴を掘り進めて、なぜかさやかのスカートの下に到達したようだった。




