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【余談】インドにとっての1991年以降

インドにとっての1991年以降を記述する。インドは中国よりもさらに貧しい国であった。インドの高度成長期も21世紀に入ってからだ。中国の大発展をきっかけに徐々に中国が脅威になったのがきっかけで中国でも東南アジアでもなくインドを投資先に選ぶ企業が増えたからだ。そしてその時はやってきた。


 ――2025年インドが日本のGDPを追い抜く


 もちろんインドは14億人もいる国である。それでも後発発展途上国からいよいよ脱しロケットスタートを開始した。国勢はムガール帝国時代にまで回復した。要は白人に蹂躙される前のインドの国勢にまで戻ったのである。今のインドは空が大気汚染で真っ黒でまるで2010年代の中国を彷彿させる。じきにインドも大気汚染対策としてEV大国となるのであろう。2026年にはドイツのGDPも抜きいよいよ「超大国」になる。そう、やっぱりここでも白人に蹂躙された国が元の国勢に戻ったという事である。


 インドは中国と違って香港やマカオなどの植民地を取られたままではない。それでも独立以前の英国による蹂躙の傷を実に約60年もかけて回復したのだ。


 ――それでもインドは21世紀の覇者とはなりえない


 何で!?


 そう、カースト制度ですよね。このカースト制度をどうにかしないとこの国は真の意味で覇権国家になりえないのです。識字率の問題も深刻です。まだまだインドは中国のように世界に「覇」を唱える段階ではないのです。超大国・中国に対抗し得る国ではあっても。


 このような問題をいち早く見抜いたのは日本です。ゆえにタタ財閥はカースト制度とは無関係のゾロアスター教徒の同族企業であったがゆえに当時の新日鉄から援助をうけて世界10位のタタ製鉄を構築しタタモータースという自動車工業を成功させました。ヒンズー教と対立してたゾロアスター教がインドの繁栄に貢献するというのは歴史の皮肉でしょう。ただしインドはIT大国に確かになりかけていますがまだ世界に通用するIT企業は誕生していません。


 インドにとっての1991年以降は白人に蹂躙された経済を300年超かけてようやく戻したにすぎない。そう、インドも「失われた300年」をようやく終えたのだ。インドは今後も西側にも東側にも属さない「第三世界」の最大勢力として活躍していく。ただ、もしかしたら中国との領土問題を解決して中国側の国になる可能性も大だけど。


 インドは2020年代に本当の意味でやっとスタートをようやく切れた段階である。インドの未来は「白紙」である。白人によって失われた300年分をようやく取り戻したインドはようやく自分の力で世界史に影響力を及ぼす国へと戻って行ったのだ。

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